十分に長いまっすぐな導線に の電流を流した。導線から 離れた点での磁場の強さ を求めよ。 とする。
物理
電流と磁場 — 磁場・電磁力・ローレンツ力
電流がつくる磁場(直線・円形・ソレノイド)、磁場が電流に及ぼす力、平行電流間の力、ローレンツ力と荷電粒子の円運動、ホール効果を扱います。
全 40 問(★基礎 12・★★標準 12・★★★応用 8・最難関編 8)
半径 の円形コイル(1 巻き)に の電流を流した。円の中心での磁場の強さ を求めよ。
1 m あたり 回巻いたソレノイド(長い円筒コイル)に の電流を流した。ソレノイド内部の磁場の強さ を求めよ。また、この磁場は内部のどこでどうなっているか。
磁束密度 の一様な磁場の中に、磁場と垂直に の導線を置き、 の電流を流した。導線が受ける力の大きさを求めよ。また、力の向きの決め方を述べよ。
磁束密度 の一様な磁場の中に の導線を置き、 の電流を流す。導線が磁場と の角をなすとき、導線が受ける力の大きさを求めよ。
磁束密度 の一様な磁場の中を、電気量 の荷電粒子が磁場と垂直に速さ で運動している。この粒子が受ける力(ローレンツ力)の大きさを求めよ。
磁束密度 の一様な磁場に垂直に、電子(質量 、電気量の大きさ )が速さ で入射した。電子が描く円運動の半径を求めよ。
前問の電子の円運動について、周期 を求めよ。また、周期が速さ によらないことを示せ。、、、 とする。
磁束密度 の一様な磁場に垂直に、面積 のコイルを置いた。このコイルを貫く磁束 を求めよ。また、コイルを磁場と平行に(磁力線が面をかすめるように)置くと磁束はどうなるか。
離れた 2 本の平行な直線導線に、同じ向きに ずつの電流を流した。導線 1 m あたりにはたらく力の大きさを求め、引き合うか反発するかを答えよ。真空の透磁率を とする。
磁場の強さ の真空中の磁場について、磁束密度 を求めよ。真空の透磁率を 、 とする。
次の各場合の磁場または力の向きを、右ねじの法則・フレミングの左手の法則を使って答えよ。(1) 紙面手前向きの直線電流のまわりの磁場は、時計回りか反時計回りか。 (2) 紙面内で右向きの電流を、紙面手前から奥へ向かう磁場に置いたとき、電流が受ける力の向き。
離れた 2 本の平行な直線導線に、互いに逆向きに ずつの電流を流した(1 本は紙面手前向き 、もう 1 本は奥向き )。2 本の中点での合成磁場の強さを求めよ。 とする。
水平面上の一様な鉛直下向きの磁場(磁束密度 )の中に、質量 、長さ の導体棒を水平に置き、電流 を流す。棒が受ける力の向きと、棒が水平面上をすべり出すために必要な電流の条件を、静止摩擦係数 を使って述べよ。
一様な磁場(磁束密度 、紙面に垂直で奥向き)の中に、半径 の半円形に曲げた導線を紙面内に置き、 の電流を流した。この半円部分(直径の両端を結ぶ)が磁場から受ける力の大きさと向きを求めよ。
静止した陽子(質量 、電気量 )を電位差 で加速し、磁束密度 の一様な磁場に垂直に入射させた。(1) 加速後の速さ (2) 円運動の半径 を求めよ。 とする。
電子を電位差 で加速し、磁束密度 の一様な磁場に垂直に入射させたところ、半径 の円を描いた。電子の比電荷 を求めよ。
サイクロトロン(円形加速器)の中で、陽子(質量 、電気量 )が磁束密度 の磁場中を回っている。(1) 回転の振動数(サイクロトロン振動数)を求めよ。 (2) サイクロトロンで粒子を加速し続けられるのはなぜか。円運動の周期の性質から説明せよ。 とする。
水平面上に間隔 の 2 本の平行な導体レールを敷き、その上に導体棒を垂直に渡す。鉛直上向きの一様な磁場(磁束密度 )をかけ、棒に の電流を流した。(1) 棒が受ける力の大きさと向き (2) 棒の質量が 、レールとの動摩擦係数が のとき、棒はどう運動するか。 とする。
一様な磁場(磁束密度 )の中に、面積 の長方形コイル( 巻き)を置き、 の電流を流す。コイルの面が磁場に平行なとき、コイルにはたらく力のモーメント(トルク)の大きさを求めよ。また、コイルはどう動くか。
互いに垂直な電場と磁場が重なった領域に、両方に垂直に荷電粒子を打ち込む。電場の強さ 、磁束密度 のとき、まっすぐ進む(電気力とローレンツ力がつり合う)粒子の速さを求めよ。また、この装置が「速度選択器」と呼ばれる理由を述べよ。
同一平面上に等間隔 で 3 本の平行な直線導線 A・B・C を並べ、すべて同じ向きに電流を流す。A・C には 、真ん中の B には を流したとき、B が受ける力の合力を求めよ。真空の透磁率を とする。
一様な磁場(磁束密度 、 軸方向)に、速さ の荷電粒子が、磁場と の角をなす向きに入射した。(1) 粒子の速度を、磁場に平行な成分と垂直な成分に分けよ。 (2) 粒子はどんな運動をするか。それぞれの成分がどう振る舞うかとあわせて述べよ。
傾き のなめらかな斜面上に、水平な導体棒(質量 、長さ )を置く。鉛直上向きの一様な磁場(磁束密度 )をかけ、棒に適切な向きの電流を流して斜面上で静止させたい。必要な電流の大きさを求めよ。 とする。
電荷 のイオンを電位差 で加速し、磁束密度 の一様な磁場に垂直に入射させて半円を描かせ、入射点から距離 の所で検出する。(1) 質量 を で表せ。 (2) 半径 で検出されたイオンの質量を求めよ。 (3) このイオンと、質量が 大きい同位体は、検出位置がどれだけ離れるか。
サイクロトロンで陽子(質量 、電気量 )を加速する。磁束密度 、ディーの半径(最大半径) とする。(1) 陽子が最大半径に達したときの速さ (2) そのときの運動エネルギー を求めよ。
厚さ の金属板に、板面に平行に電流 を流し、板面に垂直に磁束密度 の磁場をかける。金属中の自由電子(電気量の大きさ 、密度 )は磁場から力を受け、板の側面間に電位差(ホール電圧)が生じる。このホール電圧 を求めよ。ただし板の幅を とすると となることを使ってよい。
離れた平行な 2 直線導線 A・B に、同じ向きに電流を流す。A には 、B には を流す。(1) のとき、2 本の間で合成磁場が 0 になる点の位置を求めよ。 (2) のとき、磁場が 0 になる点は A から何 m の位置か。
一様な磁場(磁束密度 )に、電子(質量 、電気量 )が、磁場と の角をなす向きに速さ で入射した。(1) 円運動の周期 (2) らせん 1 巻きで磁場方向に進む距離(ピッチ) を求めよ。、 とする。
水平面上に間隔 のレールを敷き、質量 の導体棒を渡す。鉛直上向きの磁場(磁束密度 )をかけ、棒に の電流を流した。レールと棒の静止摩擦係数を とする。 とする。(1) 棒が受ける磁場の力 (2) 棒は動くか。動かない場合、棒にはたらく摩擦力の大きさを求めよ。
水平に固定した導線 A の真上 に、同じ向きに電流を流した導線 B(1 m あたりの質量 )を平行に置く。A・B に等しい電流 を流したとき、B にはたらく電流間の引力が B の重力とつり合って浮いた。この電流 を求めよ。、 とする。
図のように、境界 より右側()だけに一様な磁場(磁束密度 、紙面奥向き)がある。左側()は磁場が無い。境界に垂直( 方向)に、電子(質量 、電気量 )が速さ で入射した。(1) 電子は磁場領域でどんな軌道を描き、どこから出てくるか。 (2) 入射点から、出てきた点までの距離を求めよ。
サイクロトロンは、一様な磁束密度 の磁場の中に置かれた 2 つの D 字形電極(ディー)と、そのすきまにかけた高周波電圧からなる。荷電粒子はすきまを通るたびに電圧 で加速され、ディーの内部では磁場だけを受けて半円を描く。
陽子が中心付近で速さがほぼ の状態から出発し、軌道半径が に達したところで取り出される。陽子の質量を 、電気量を とし、すきまを通過する時間は無視する。
(1) ディーの中を回る陽子の周期を求めよ。またそれが速さによらないことを、式を用いて示せ。
(2) 回目の加速を終えた直後の軌道半径 が に比例することを示せ。
(3) 取り出すまでに何回の加速が必要か。またそのときの運動エネルギーを、J と MeV の両方で答えよ。
(4) 出発から取り出しまでにかかる時間を求めよ。また、軌道半径が最大の半分になるのは、この時間のうち何 が過ぎたときか。
たがいに垂直な一様電場と一様磁場がある。電場は鉛直上向きで、強さは である。磁場は紙面の裏から表へ向かう向きで、磁束密度は である。
この中に、質量 、電気量 の正の粒子を、静止した状態で置く。重力は無視する。
(1) 粒子の速度を、一定のベクトル と残りの の和 と書く。粒子が受ける力が「 が磁場から受ける力」だけになるような の向きと大きさを求めよ。
(2) (1) の分解を使って、この運動が「一定の速度の運動」と「等速円運動」の重ね合わせであることを示し、円の半径を求めよ。
(3) 粒子の速さの最大値と、そのときの粒子の高さ(出発点からの高さ)を求めよ。
(4) 粒子が出発点と同じ高さにもどるのは何秒後か。またそのとき水平方向に何 m 進んでいるか。
直線の境界より下側だけに、紙面の表から裏へ向かう一様な磁場がある。境界上の点 S から、同じ速さの正の粒子が下向きに打ちこまれる。粒子は磁場の中で円を描き、境界にもどってくる。
打ちこむ向きが境界に垂直な向きからずれる角を とする。どの粒子も軌道半径は である。
(1) の粒子が境界にもどる位置は、S から何 m のところか。
(2) 一般の について、もどる位置が S から の距離であることを示せ。
(3) の粒子は、 の粒子のもどる位置から何 mm ずれるか。 とする。
(4) もし到達点のずれが の 1 次に比例していたとすると、そのずれの目安は である( はラジアン)。(3) の答えと比べて、この装置が「打ちこむ向きが多少ばらついても 1 点に集まる」といえる理由を説明せよ。
半径 、巻数 の円形コイル 2 つを同じ軸上に間隔 で向かい合わせに置き、どちらにも同じ向きに電流 を流す。
1 つのコイルが軸上につくる磁束密度は、コイルの中心から軸方向に だけ離れた点で
である。 とする。
(1) 2 つのコイルの中点における磁束密度を、 を用いて表せ。
(2) 中点では、軸方向の位置についての磁束密度の変化率(1 階微分)が になる。その理由を述べよ。
(3) 中点のまわりで磁束密度を位置の 2 次まで展開したとき、2 次の項の係数が になる間隔 を求めよ。
(4) (3) の間隔にしたときの、中点の磁束密度の値を求めよ。
長い直線状の導線に電流 が流れている。同じ平面上に長方形のコイルを置き、電流 を流す。
長方形のうち直線と平行な 2 辺の長さは で、直線から近いほうの辺までの距離は 、遠いほうの辺までは である。近いほうの辺を流れる電流の向きは、直線電流と同じ向きである。 とする。
(1) 直線電流が、近いほうの辺の位置につくる磁束密度を求めよ。
(2) 近いほうの辺と遠いほうの辺が受ける力の大きさと向きを、それぞれ求めよ。
(3) 直線と垂直な 2 辺が受ける力の合計はどうなるか。理由とともに述べよ。
(4) コイル全体が受ける力の大きさと向きを求めよ。また、その結果を で表せ。
半径 、巻数 の円形コイルを、その面が地磁気の水平成分と平行になるように鉛直に立てる。コイルの中心には、水平面内で自由に回れる小さな方位磁針を置く。電流を流していないとき、方位磁針はコイルの面と平行を向いて静止している。
コイルに電流 を流したところ、方位磁針は 振れて静止した。 とする。
(1) コイルが中心につくる磁束密度を求めよ。
(2) 地磁気の水平成分の大きさを求めよ。
(3) 電流を変えて振れ角を測るとき、 が電流に比例することを示せ。
(4) 角度の読み取りの誤差 の大きさが振れ角によらず一定だとすると、電流の測定の相対誤差 が最も小さくなるのは振れ角がいくらのときか。
半径 の円形の領域の内部だけに、紙面の表から裏へ向かう一様な磁場(磁束密度 )がある。領域の外には磁場がない。
質量 、電気量 の正の粒子が、速さ で、領域の中心に向かって境界に入射する。
(1) 領域の内部での軌道半径 を、 で表せ。
(2) 粒子が領域から出るとき、入射の向きから曲がる角を とする。 となることを示せ。
(3) にするための磁束密度を求めよ。
(4) 磁束密度を (3) のままにして、速さが 倍の粒子を同じように入射させると、曲がる角は何度になるか。 を用いてよい。
断面が一辺 の正方形(断面積 )、長さ のまっすぐな銅線に、電流 を流す。この銅線を、電流に垂直な一様磁場(磁束密度 )の中に置く。
銅の自由電子の数密度を 、電気量の大きさを とする。
(1) 自由電子の平均の速さを求めよ。
(2) 銅線内のすべての自由電子が磁場から受ける力の合計を求め、 と一致することを確かめよ。
(3) 電子は銅線の外へは出られないので、磁場から力を受けた電子は断面の片側に寄る。電子の流れが定常になったとき、断面内に生じている電場(ホール電場)の強さを求めよ。
(4) (3) の電場が、銅線内の正電荷(金属イオン)を押す力を求めよ。その結果をもとに、電子が受けた力が銅線全体にどのように伝わるかを説明せよ。
電流と磁場の解説 — つまずきやすい点と学習の順序