物理 / 電流と磁場

斜めの電流が受ける力

★ 基礎電流が受ける力

問題

磁束密度 の一様な磁場の中に の導線を置き、 の電流を流す。導線が磁場と の角をなすとき、導線が受ける力の大きさを求めよ。

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電流が磁場と平行なら力は 0、垂直なら最大——間の角度は sin で効く。前問の垂直の場合に sinθ を掛けるだけ。30° の sin の値に注意。

解答・解説

方針

斜めのとき F=IBLsinθ。磁場に垂直な成分だけが力を生む。θ=30° で sin30°=0.5 倍。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 磁場と電流が斜めのとき、効くのは磁場に垂直な電流成分だけ——だから前問の がつく。 は電流と磁場のなす角である。

公式一般の場合: (: 電流と磁場のなす角)

① 代入する。

② 確認。 前問(垂直、)の のちょうど半分—— が効いている。

まとめ 平行()なら力 0、垂直()なら最大——磁場に沿って流れる電流は力を受けない。 の由来は「電流を磁場に平行な成分と垂直な成分に分解し、垂直成分 だけが力を生む」こと。ローレンツ力・斜方投射など、物理は「垂直成分だけが効く」場面の宝庫である。

別解

磁場を分解しても同じルート。 電流を分解する代わりに、磁場 を「電流に平行な成分 」と「垂直な成分 」に分ける。力を生むのは垂直成分だから ——同じ式になる。

「電流を分けるか磁場を分けるか」はどちらでもよい——自分が図に描きやすい方を選べばよい。分解の練習として両方やっておくと角度の扱いに強くなる。

ポイント

  • F=IBLsinθ(垂直成分が効く)
  • 平行で 0、垂直で最大
  • θ は電流と磁場のなす角

よくある間違い

  • cosθ を掛ける
  • sin30° を 0.87 とする(それは cos30°)
  • θ を導線と力のなす角と取り違える