物理 / 電流と磁場
ソレノイドの磁場
問題
1 m あたり 回巻いたソレノイド(長い円筒コイル)に の電流を流した。ソレノイド内部の磁場の強さ を求めよ。また、この磁場は内部のどこでどうなっているか。
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ソレノイドの内部磁場は、巻き密度 n と電流 I だけで決まる——半径にも位置にもよらない。式に n(1m あたりの巻数)を正しく入れよう。内部の磁場が「どこでも同じ」という一様性が最大の特徴。
解答・解説
方針
ソレノイドの内部磁場 H=nI(n は 1m あたりの巻数)。半径や位置によらず一様。棒磁石のような磁場。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 ソレノイド内部の磁場は「巻き密度 × 電流 」だけで決まる——半径にも位置にもよらない。この単純さが最大の武器である。
公式ソレノイド内部の磁場: (: 1 m あたりの巻数、内部で一様)
① 代入する。
② 内部の様子。 内部の磁場はどこでも一様(中心でも壁の近くでも同じ強さ)で、軸に平行にそろっている。外部の磁場はほぼ 0。
まとめ ソレノイドは「一様磁場を作る装置」——棒磁石のような外部磁場を持ちつつ、内部に均一な磁場を作れるのが電磁石の価値である(磁石と違い電流で強さを自在に変えられる)。MRI・電磁石・リニアモーターの心臓部がこの構造である。 の が「1 m あたり」であることを取り違えない(全巻数 と長さ から )。
答
。内部ではどこでも一様(均一)で、軸に平行
別解
円形電流の重ね合わせとして見るルート。 ソレノイドは円形電流を隙間なく並べたもの——1 個 1 個の円形電流の磁場が内部で足し合わさり、外部では隣どうしが打ち消し合う。だから内部だけに強い一様磁場が残る。
「円形電流 → ソレノイド」という積み重ねで理解すると、3 つの磁場公式(、、)が別々の暗記でなく 1 本の物語になる。
ポイント
- H=nI(n は 1m あたりの巻数)
- 内部は位置によらず一様
- 一様磁場を作る装置
よくある間違い
- 全巻数 N をそのまま n に使う
- 半径や電流だけで決まると思う(nI で決まる)
- 内部で中心ほど強いと考える