数学A

整数の性質 — 約数と倍数・不定方程式・n進法

約数と倍数、素因数分解、ユークリッドの互除法、1次不定方程式、n進法を扱います(数学と人間の活動)。

全 56 問(★基礎 12・★★標準 12・★★★応用 8・★★★★難関 8・実戦編 8・最難関編 8)

問1 倍数の判定法 ★ 基礎倍数の判定

次の問いに答えよ。

(1) の倍数か、 の倍数かを判定せよ。

(2) 桁の整数 の倍数となるような、十の位の数字 ()をすべて求めよ。

(3) 桁の整数 の倍数となるような、十の位の数字 を求めよ。

問3 約数の個数と総和 ★ 基礎約数の個数約数の総和

について、次の問いに答えよ。

(1) 正の約数は何個あるか。

(2) 正の約数の総和を求めよ。

問4 最大公約数・最小公倍数 ★ 基礎最大公約数最小公倍数

について、次の問いに答えよ。

(1) 最大公約数と最小公倍数を求めよ。

(2) (最大公約数)(最小公倍数)が、 に等しいことを確かめよ。

問5 互いに素と既約分数 ★ 基礎互いに素既約分数

分数 を、これ以上約分できない分数(既約分数)にせよ。

問6 余りによる整数の分類 ★ 基礎余りによる分類

整数 で割った余りに着目して、 で割った余りとしてありえるものをすべて求めよ。

問7 連続する整数の積 ★ 基礎連続する整数の積倍数の証明

を整数とする。連続する つの整数の積 は、必ず の倍数(偶数)になることを証明せよ。

問8 ユークリッドの互除法 ★ 基礎ユークリッドの互除法最大公約数

ユークリッドの互除法を用いて、 の最大公約数を求めよ。

問9 1次不定方程式の整数解 ★ 基礎1次不定方程式

次の方程式を満たす整数 の組をすべて求めよ。

問10 分数が整数になる条件 ★ 基礎約数の利用分数が整数になる条件

が整数となるような自然数 をすべて求めよ。

問11 n進法と10進法の変換 ★ 基礎n進法

次の変換をせよ。

(1) 進法で表された 進法で表せ。

(2) 進法の 進法で表せ。

(3) 進法の 進法で表せ。

問12 有限小数と循環小数 ★ 基礎有限小数循環小数

次の分数を小数で表し、有限小数か循環小数かを答えよ。

(1)

(2)

問13 倍数の判定法の応用 ★★ 標準倍数の判定

桁の整数 の倍数となるような、十の位の数字 ()をすべて求めよ。

問14 約数の個数から数を決める ★★ 標準約数の個数

正の約数がちょうど 個ある自然数のうち、最小のものを求めよ。

問15 最大公約数・最小公倍数から2数を求める ★★ 標準最大公約数最小公倍数互いに素

最大公約数が 、最小公倍数が である つの自然数の組をすべて求めよ。

問16 連続する整数が互いに素であること ★★ 標準互いに素倍数の証明

を整数とする。連続する つの整数 は互いに素であることを証明せよ。

問17 平方数を4で割った余り ★★ 標準余りによる分類平方数の余り

整数 について、 で割った余りとしてありえるものをすべて求めよ。また、この結果を用いて、 で割ると 余る整数は平方数でないことを説明せよ。

問18 n³−n が6の倍数であること ★★ 標準連続する整数の積倍数の証明

を整数とする。 の倍数であることを証明せよ。

問19 互除法による1次不定方程式の解 ★★ 標準1次不定方程式ユークリッドの互除法

次の方程式の整数解をすべて求めよ。ユークリッドの互除法を用いて、まず整数解を1組見つけよ。

問20 1次不定方程式の一般解 ★★ 標準1次不定方程式

次の方程式の整数解をすべて求めよ。

問21 1次不定方程式の文章題 ★★ 標準1次不定方程式文章題

円のみかんと 円のりんごを、それぞれ 個以上買って、代金の合計をちょうど 円にしたい。みかんとりんごの買い方は全部で何通りあるか。

問22 分数が整数になる整数 ★★ 標準約数の利用分数が整数になる条件

が整数となるような整数 をすべて求めよ。

問23 n進法の変換(整数と小数) ★★ 標準n進法

次の変換をせよ。

(1) 進法で表された 進法で表せ。

(2) 進法の小数 を、 進法の分数で表せ。

問24 循環小数を分数で表す ★★ 標準循環小数素因数

次の問いに答えよ。

(1) 循環小数 ()を分数で表せ。

(2) (1)の分数の分母に着目して、この数が循環小数になる理由を説明せよ。

問25 2つの余りの条件を満たす整数 ★★★ 応用余りによる分類最小公倍数

で割ると 余り、 で割ると 余る自然数について、次の問いに答えよ。

(1) このような自然数を、小さいほうから つ求めよ。

(2) このような自然数のうち、 桁で最大のものを求めよ。

問26 整数解をもたないことの証明 ★★★ 応用余りによる分類整数解の非存在

方程式 を満たす整数 は存在しないことを証明せよ。

問27 最大公約数と和から2数を求める ★★★ 応用最大公約数互いに素

最大公約数が 、和が である つの自然数の組をすべて求めよ。

問28 奇数の平方から1を引くと8の倍数 ★★★ 応用倍数の証明連続する整数の積

を奇数とする。 の倍数であることを証明せよ。

問29 桁が逆になる2つの記数法 ★★★ 応用n進法

ある自然数 進法で表すと 桁の になり、 進法で表すと桁の順が逆の になる。 進法で求めよ。

問30 約数の個数が奇数になる数 ★★★ 応用約数の個数平方数

正の約数の個数が奇数である自然数は、平方数(ある整数の 乗)に限ることを証明せよ。

問31 1次不定方程式の自然数解 ★★★ 応用1次不定方程式余りによる分類

を満たす自然数 の組をすべて求めよ。

問32 連続する4整数の積に1を加えると平方数 ★★★ 応用連続する整数の積平方数

を整数とする。連続する つの整数の積 を加えると、平方数になることを証明せよ。

問33 1次不定方程式の整数解(一般解) ★★★★ 難関1次不定方程式互除法

方程式 を満たす整数 の組をすべて求めよ。

問34 約数がちょうど15個ある最小の整数 ★★★★ 難関約数の個数素因数分解

正の約数がちょうど 個ある正の整数のうち、最小のものを求めよ。

問35 整数解をもたないことの証明(無限降下) ★★★★ 難関合同剰余無限降下

方程式 を満たす正の整数 は存在しないことを示せ。

問36 n進法で表された数が立方数であること ★★★★ 難関n進法因数分解

以上の整数とする。 進法で と表される数は、ある整数の 乗であることを示せ。

問37 最大公約数と最小公倍数から2数を求める ★★★★ 難関最大公約数最小公倍数互いに素

つの正の整数 ()について、最大公約数が 、最小公倍数が である。このような の組をすべて求めよ。

問38 n⁵−n は30の倍数 ★★★★ 難関倍数の証明連続整数剰余

すべての整数 について、 の倍数であることを示せ。

問39 n²+n+1 は平方数でない ★★★★ 難関平方数はさみうち

を正の整数とするとき、 は平方数でないことを示せ。

問40 循環小数を既約分数で表す ★★★★ 難関循環小数分数

循環小数 を既約分数で表せ。

問41 100! の末尾に並ぶ0の個数(素因数の個数) 実戦編整数の性質素因数分解数え上げ床関数単元横断

()を計算すると、末尾に が連続して何個並ぶか求めよ。

問42 フェルマーの小定理(二項定理と帰納法) 実戦編整数の性質合同二項定理数学的帰納法単元横断

を素数とする。すべての整数 について が成り立つことを、二項定理と数学的帰納法で示せ。

問43 3の2024乗を100で割った余り(位数) 実戦編整数の性質合同位数周期単元横断

で割った余りを求めよ。

問44 (2+√3)ⁿ の整数部分は奇数(共役と漸化式) 実戦編整数の性質数列漸化式共役単元横断

を自然数とする。 について、(1) は整数で を満たすことを示せ。

(2) の整数部分は奇数であることを示せ。

問45 ピタゴラス数の積は60の倍数(合同で場合分け) 実戦編整数の性質合同ピタゴラス数倍数単元横断

を満たす自然数 について、積 の倍数であることを示せ。

問46 オイラー関数の値(互いに素な数の個数) 実戦編整数の性質オイラー関数包除原理数え上げ単元横断

以下の自然数のうち、 と互いに素なものの個数 を求めよ。

問47 連続する和が n の倍数(鳩の巣原理) 実戦編整数の性質鳩の巣原理合同数え上げ単元横断

個の整数 が与えられたとき、連続して並ぶいくつかの和 ()で の倍数になるものが必ず存在することを示せ。

問48 素数を法とする二項展開(フロベニウスの夢) 実戦編整数の性質二項定理合同素数単元横断

を素数とする。(1) のとき二項係数 の倍数であることを示せ。

(2) すべての整数 について を示せ。

問49 2つの素数のべきの和が素数になる組 最難関編素数合同式

を素数とする。 が素数となる組 をすべて求めよ。

問50 2のべき乗+1が素数になる条件 最難関編素数因数分解

を自然数とする。

(1) が3以上の奇数の約数をもつならば、 は素数でないことを示せ。

(2) の範囲で、 が素数となる をすべて求め、そのときの の値を答えよ。

問51 3つの平方数の和で表せない数 最難関編合同式存在しないことの証明

方程式 を満たす整数 は存在しないことを示せ。

問52 x²−2y²=1 の自然数解 最難関編不定方程式生成と下降

を満たす自然数の組 を考える。

(1) がこの方程式を満たすならば、 も満たすことを示せ。

(2) が小さい方から4番目の組を求めよ。

問53 単位分数の和 1/2 への分解 最難関編不定方程式はさみうち

を満たす自然数の組 ()をすべて求めよ。

問54 メルセンヌ素数と完全数 最難関編約数の総和完全数

を素数とし、 も素数であるとする。 とおく。

(1) の正の約数の総和が に等しいことを示せ。

(2) のときの を求め、(1)の等式が成り立つことを確かめよ。

問55 約数すべての積が n³ になる数 最難関編約数ペアリング

を2以上の自然数とする。 の正の約数すべての積が に等しいような のうち、最小のものを求めよ。

問56 隣り合う階乗+1の最大公約数 最難関編最大公約数互除法

を自然数とする。 の最大公約数を求めよ。

整数の性質の解説 — つまずきやすい点と学習の順序