数学A / 整数の性質
循環小数を既約分数で表す
問題
循環小数 を既約分数で表せ。
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とおく。循環節が 桁だから、 を何乗すれば小数点以下がそっくり同じ形になるか。 と の差をとると循環部分が消える。
解答・解説
方針
とおき、循環節が 桁なので を作って引く。 から 、これを約分する。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 循環小数を分数にする定番。 とおき、循環節の桁数だけ小数点をずらして引く。
の循環節は の 桁。 桁ずらすには 倍する。
から を引くと、循環部分が打ち消し合って 。。あとは約分する。
公式循環節が 桁の循環小数は、 倍して引くと循環部分が消える(分母は の形になる)
① 引き算で循環を消す。 とおく。循環節 桁だから
辺々引くと
② 分数にする。
③ 約分する。 、。最大公約数は だから
まとめ:循環小数は「 倍して引く」で分数化。循環節 桁なら 、分母は 。最後に約分して既約分数にする()。
発展 — 一歩先へ。 循環小数が必ず有理数なのは、公比 の無限等比級数が収束するから。逆に、有理数 の小数展開は必ず有限か循環する(余りが 通りしかなく、いつか繰り返す=鳩の巣原理)。循環節の長さは、 の での位数で決まる。 の循環節が 桁なのは だからだ。
答
別解
別解 — 循環小数を無限等比級数として和で出す(得意な人向けの視点)。 を、 が 桁ごとに繰り返す無限等比級数とみる。
初項 、公比 の無限等比級数。和の公式 で
で引く本解と同じ に着く。じつは「 から を引く」操作は、等比級数の和の公式 初項 の変形そのもの。循環小数が必ず有理数(分数)になるのは、公比 の等比級数が必ず収束するからだ。
ポイント
- → 。
- で約分 → 。
よくある間違い
- 循環節が 桁なのに や を作る( 倍が正しい)。
- を約分し忘れる( で )。
- の左辺を誤り、 に対応させられない。