数学A / 整数の性質
約数がちょうど15個ある最小の整数
問題
正の約数がちょうど 個ある正の整数のうち、最小のものを求めよ。
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約数の個数は、素因数分解の指数それぞれに を足して掛けたもの。 を積に分解し()、指数を決める。小さい素数ほど大きい指数を与えると数が小さくなる。
解答・解説
方針
約数の個数は、素因数分解 に対し 。これが になる指数の組を考え、小さい素数に大きい指数を割り当てて最小化する。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 約数の個数は、素因数分解 に対して 。これが になる指数の組を探すのが出発点。
と分解できる。指数の組は すなわち ()、または すなわち 。
最小にするには「小さい素数に大きい指数」を割り当てる。 で なら 。 は巨大。だから最小は 。
① 個数 を分解する。 。 または 。
- :指数 → 。
- :指数 または 。
② 最小化する。 素数のときは、小さい素数 に大きい指数を与えると小さくなる。
。よって最小は 。
③ 確認。 の約数の個数は 。
まとめ:約数の個数の逆問題は「 を積に分解 → 指数の組 → 小さい素数に大きい指数」。指数の割り当てで数の大きさが大きく変わるので、 のように小さい素数を厚く使うのが最小化のコツ。
発展 — 一歩先へ。 「約数の個数を保って数を最小化」は、小さい素数に大きい指数を割り当てるのが原則。逆に「 以下で約数が最も多い数」(高度合成数 )も同じ発想で見つかる。約数の個数 は、素因数分解の指数だけで決まる乗法的な関数だ。
別解
別解 — 約数 個の“形”を全部書き出して比べる(苦手な人向け)。 の約数分解 から、素因数分解の“形”は 通りしかない。それぞれで最小の数を作って比べる。
【形 A: 】約数 個。最小は 。
【形 B: 】約数 個。最小にするには、大きい指数 を小さい素数 に、小さい指数 を次の素数 に。。
(もし逆に とすると大きくなる。指数の割り当てが効く。)
つの形の最小 と を比べて、 が全体の最小。
「小さい素数に大きい指数」の理由も見える。 と は指数の合計が同じでも、 を多く使う方が小さい。約数の個数を保ったまま数を最小化する原則だ。
ポイント
- → 指数 。
- 小さい素数 に大きい指数 → 。
よくある間違い
- 約数の個数の公式 の を忘れる。
- 最小化で「大きい素数に大きい指数」を割り当てる( より が小さい)。
- の分解 に対応する を検討し忘れる、または を見落とす。