数学A / 整数の性質
桁が逆になる2つの記数法
問題
ある自然数 を 進法で表すと 桁の になり、 進法で表すと桁の順が逆の になる。 を 進法で求めよ。
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、。この2つが等しいとして整理すると、、、 の関係式が1本出る。数字は 〜(、 は 以上)という狭い範囲で当てはめる。
解答・解説
方針
両方を 進法の式で表して、等号で結ぶ。 は 進法の数字なので 〜、しかも先頭にくる 、 は でない — この範囲の狭さが答えを絞る。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 進法と 進法の表記を、両方とも 進法の式に直す。同じ だから等号で結べる。
未知数は 、、 の つで、式は 本しかない。ふつうなら解が定まらない。
ところが 、、 は「 進法の数字」なので から に限られる。しかも先頭の桁は でない。この強い範囲制限が、実質の連立条件になる。
「桁の数字の範囲こそが方程式を解く力」。ここが記数法問題の急所だ。
進法・ 進法をそれぞれ 進法の式にする。
両方とも なので等しい。
整理すると
ここで は 進法の数字だから 〜。しかも ( 進の先頭)と ( 進の先頭)は 以上。
が 〜 に収まる 、 を探す。 のとき 。これが 〜 になるのは 〜、つまり (、)。 では が負になり不適。
よって 、、。 は
(確認: 進法で 、 進法で 。確かに桁が逆で一致する。)
発展 — 一歩先へ。 桁の順が逆になる数は、回文数(パリンドローム)と近い話題で、記数法を変えると別の顔を見せる。
同じ数でも底を変えれば桁の並びが変わる。 は 進法で 、 進法で と、ちょうど鏡写しになった。
こうした問題では、位取りを底のべきの多項式として書き下し、各桁が底未満という条件で候補を絞るのが共通の型だ。方程式の本数が足りなくても、範囲が残りの条件を補ってくれる。
()
別解
別解 — 大きさの評価で を先に決める(苦手な人向けの実感ルート)。 式を整理する前に、 の大きさを見積もって候補を絞る。
は 進法で 桁 。 進法の 桁で最大は
だから、 が分かる。
一方 で、先頭 は 以上。もし なら となり大きすぎる。だから に決まる。
を に入れて整理すると 、つまり 。 が から に収まるのは ()だけ。
よって 。範囲の評価で を先に潰すと、当てはめがぐっと軽くなる。本解と同じ に至る。
ポイント
- 各記数法を 進法の式にして等号で結ぶ
- 数字の範囲(〜、先頭は 以上)が候補を絞る
- 関係式 に範囲を当てて当てはめる
よくある間違い
- 、、 が から ( 進法の数字)という制限を使わず、式 本で解こうとして行き詰まる。
- 先頭の桁 、 が でない条件を見落とし、 などの無効な候補を数える。
- の位の重みを でなく と取り違え、 進法の式を誤る。