問1
帯電と電荷の保存
★ 基礎静電気電荷の保存
同じ大きさの金属球 A、B がある。A は +6.0 μC、B は −2.0 μC に帯電している。2 球を接触させてから離すと、それぞれの球の電気量はいくらになるか。
問2
電流の定義(I=Q/t)
★ 基礎電流電気量
導線のある断面を、3.0 秒間に 6.0 C の電気量が通過した。このときの電流の大きさを求めよ。また、導線の中を実際に移動している粒子は何か。
問3
電気量の計算(Q=It)
★ 基礎電流電気量
0.80 A の一定の電流を 10 秒間流した。導線の断面を通過した電気量は何 C か。
問4
オームの法則(電圧を求める)
★ 基礎オームの法則
抵抗値 20 Ω の抵抗に 0.30 A の電流が流れている。抵抗の両端に加わっている電圧を求めよ。
20 Ω の抵抗に 0.30 A。両端の電圧 V を求める
問5
オームの法則(抵抗を求める)
★ 基礎オームの法則電流計・電圧計
ある抵抗に 12 V の電圧を加えたところ、0.40 A の電流が流れた。この抵抗の抵抗値を求めよ。
電圧計 V は抵抗に並列、電流計 A は直列につなぐ
問6
抵抗率と抵抗(R=ρL/S)
★ 基礎抵抗率
抵抗率 1.1×10−6 Ω⋅m のニクロム線がある。長さ 2.0 m、断面積 1.1×10−6 m2 のとき、この線の抵抗値を求めよ。
導線の抵抗は、長さ L に比例し断面積 S に反比例する
問7
抵抗の直列接続
★ 基礎直列接続合成抵抗
20 Ω と 30 Ω の抵抗を直列につなぎ、10 V の電源に接続した。合成抵抗と、回路を流れる電流を求めよ。
直列接続。道は 1 本で、電流 I はどこでも同じ
問8
抵抗の並列接続
★ 基礎並列接続合成抵抗
20 Ω と 30 Ω の抵抗を並列につないだ。合成抵抗を求めよ。
並列接続。道が 2 本に分かれ、両抵抗の電圧は共通
問9
電力(P=VI)
★ 基礎電力
100 V の電源につないだ電気器具に 5.0 A の電流が流れている。この器具の消費電力を求めよ。
100 V で 5.0 A 流れる器具。1 秒あたりのエネルギーが電力 P=VI
問10
電力量(W=Pt と kWh)
★ 基礎電力量
消費電力 800 W の電気ストーブを 2.0 時間使った。消費した電力量は何 kWh か。また、それは何 J か。
問11
ジュール熱(Q=RI²t)
★ 基礎ジュール熱
抵抗値 10 Ω の電熱線に 2.0 A の電流を 60 秒間流した。電熱線で発生する熱量を求めよ。
電熱線では電気エネルギーがすべて熱になる(60 秒間)
問12
交流の周波数と周期
★ 基礎交流
東日本の家庭用コンセントの交流の周波数は 50 Hz である。(1) この交流の周期を求めよ。(2) 電流の向きは 1 秒間に何回変わるか。
問13
電流と自由電子の個数
★★ 標準電流電気素量
導線に 1.6 A の電流が流れている。1.0 秒間に導線の断面を通過する自由電子の個数を求めよ。電気素量(電子 1 個の電気量の大きさ)を e=1.6×10−19 C とする。
1.0 秒間に断面を通る電子の総電気量が 1.6 C になる
問14
導線の形と抵抗の変化
★★ 標準抵抗率
ある導線 A の抵抗は R である。A と同じ材質で、長さが 2 倍、断面積が 21 倍の導線 B の抵抗は R の何倍か。
B は A より長く(2倍)細い(断面積 1/2)。どちらも抵抗を増やす向きに効く
問15
直列回路の電圧配分
★★ 標準直列接続オームの法則
10 Ω と 15 Ω の抵抗を直列につなぎ、10 V の電源に接続した。回路を流れる電流と、各抵抗に加わる電圧を求めよ。
直列回路。共通の電流 I を先に求め、V₁・V₂ を配分する
問16
並列回路の電流配分
★★ 標準並列接続オームの法則
10 Ω と 15 Ω の抵抗を並列につなぎ、6.0 V の電源に接続した。各抵抗を流れる電流と、電源から流れ出る全電流を求めよ。
並列回路。両枝とも電圧 6.0 V が共通で、電流が分かれる
問17
直列と並列の混合回路
★★ 標準合成抵抗混合回路
6.0 Ω の抵抗 R2、R3 を並列にし、それに 3.0 Ω の抵抗 R1 を直列につないで、12 V の電源に接続した。(1) 回路全体の合成抵抗 (2) 電源を流れる電流 (3) R2 を流れる電流をそれぞれ求めよ。
R₂・R₃ の並列に R₁ が直列。並列部を 3.0 Ω にまとめてから解く
問18
定格(100 V - 1000 W)の器具
★★ 標準電力オームの法則
「100 V - 1000 W」と表示された電熱器を 100 V の電源で使う。(1) 流れる電流 (2) 電熱器の抵抗値をそれぞれ求めよ。
定格 100 V-1000 W の電熱器。定格どおり 100 V で使う
問19
電力量と電気料金
★★ 標準電力量生活と電気
消費電力 500 W の電気ヒーターを、毎日 2.0 時間、30 日間使った。(1) 消費した電力量は何 kWh か。(2) 電気料金が 1 kWh あたり 31 円のとき、この使用でかかる料金を求めよ。
0.5 kW×2 時間=1.0 kWh が毎日積み上がり、30 日で 30 kWh
問20
電熱器による水の加熱(熱との融合)
★★ 標準ジュール熱比熱
消費電力 420 W の電熱器で、水 200 g を 60 秒間加熱した。発生した熱がすべて水に吸収されるとき、水の温度は何 K 上昇するか。水の比熱を 4.2 J/(g⋅K) とする。
420 W の電熱器で水 200 g を 60 秒加熱する
問21
送電と電力損失
★★ 標準送電電力損失
発電所から電力 1.0×104 W を、抵抗 0.50 Ω の送電線で送る。(1) 送電電圧が 100 V のとき、送電線で失われる電力を求めよ。(2) 送電電圧を 1000 V にすると、失われる電力はいくらになるか。
発電所から送電線(抵抗 0.50 Ω)を通して電力を送る
問22
変圧器(電圧比と電力保存)
★★ 標準変圧器交流
理想的な変圧器の一次コイルの巻数は 2000 回、二次コイルの巻数は 100 回である。一次側に 6000 V の交流電圧を加えた。(1) 二次側の電圧を求めよ。(2) 二次側で 600 W の電力を取り出しているとき、一次側の電流を求めよ。
変圧器。巻数比 20:1 で 6000 V→300 V。理想変圧器では P₁=P₂
問23
交流波形のグラフの読み取り
★★ 標準交流グラフの読み取り
図は、ある交流電圧の時間変化を表すグラフである。(1) この交流の周期を読み取れ。(2) 周波数を求めよ。
ある交流電圧の波形
問24
電磁波の波長と種類
★★ 標準電磁波
FM ラジオ放送は周波数 8.0×107 Hz(80 MHz)の電磁波を使う。電磁波の速さを 3.0×108 m/s として、(1) この電磁波の波長を求めよ。(2) 可視光線と比べて、この電磁波の波長は長いか短いか。
電磁波のスペクトル。FM の電波(波長 3.8 m)は最も長い側にある
問25
電池の内部抵抗と端子電圧
★★★ 応用内部抵抗オームの法則
起電力 3.0 V、内部抵抗 0.50 Ω の電池に、1.0 Ω の抵抗をつないだ。(1) 回路を流れる電流 (2) 電池の端子電圧(電池の両端の電圧)をそれぞれ求めよ。
電池は起電力 E と内部抵抗 r の直列として描き直す(左辺全体が 1 個の電池)
問26
3 本の抵抗の組み合わせ
★★★ 応用合成抵抗混合回路
6.0 Ω の抵抗が 3 本ある。この 3 本すべてを使ってできる合成抵抗のうち、(1) 最大のもの (2) 最小のもの (3) 「2 本を並列にし、それに 1 本を直列につないだ」もの (4) 「2 本を直列にし、それに 1 本を並列につないだ」もの、をそれぞれ求めよ。
6.0 Ω×3 本の 4 つの接続。並列部分を先にまとめる
問27
電球の電流-電圧特性(非オーム抵抗)
★★★ 応用オームの法則グラフの読み取り
図は、ある白熱電球の電流-電圧特性(加えた電圧と流れる電流の関係)である。グラフは原点を通る直線にならず、上に凸の曲線になっている。(1) 100 V を加えたときの電球の抵抗値と消費電力を求めよ。(2) 電圧が低いときと高いときで、抵抗値はどちらが大きいか。グラフから読み取り、その理由を「温度」という語を用いて説明せよ。
電球の I-V 特性。上に凸=電圧を上げるほど電流が伸びにくい(抵抗増)
問28
電熱器で氷を溶かす(潜熱との融合)
★★★ 応用ジュール熱潜熱
消費電力 550 W の電熱器で、0 ℃ の氷 100 g を加熱する。発生した熱がすべて氷に吸収されるとき、氷をすべて 0 ℃ の水にするのに必要な時間を求めよ。氷の融解熱を 3.3×105 J/kg とする。
問29
送電損失の一般式(文字式)
★★★ 応用送電電力損失文字式
発電所から電力 P を電圧 V で送り出す。送電線全体の抵抗を r とする。(1) 送電線を流れる電流を P、V で表せ。(2) 送電線で失われる電力 p を P、V、r で表せ。(3) 送電電圧を n 倍にすると、失われる電力は何倍になるか。
電力 P を電圧 V で送り出す。送電線の抵抗は r
問30
混合回路と消費電力の比較
★★★ 応用混合回路電力
4.0 Ω の抵抗 R1 に、4.0 Ω の抵抗 R2、R3 の並列部分を直列につなぎ、12 V の電源に接続した。(1) 電源を流れる電流 (2) R1、R2 の消費電力をそれぞれ求めよ。(3) 3 つの抵抗のうち、最も発熱が大きいのはどれか。
同じ 4.0 Ω が 3 本。R₁ だけ全電流が流れるので発熱が集中する
問31
家庭の配線とブレーカー
★★★ 応用生活と電気並列接続電力
家庭のコンセントは 100 V で、各器具は並列につながれている。ある部屋の回路には 20 A でブレーカーが落ちる(電流を遮断する)装置が付いている。この回路でエアコン(800 W)と電子レンジ(600 W)を使用中に、ドライヤー(1200 W)を使い始めた。(1) 3 つの器具を同時に使ったときの合計電流を求めよ。(2) ブレーカーは落ちるか。(3) 定格 15 A のテーブルタップ 1 本にまとめてつないでよいのは、合計何 W までの器具か。
家庭の器具は並列。合計電流がブレーカーの 20 A を超えると遮断される
問32
発電所からの送電(総合)
★★★ 応用送電変圧器電力損失
発電所が電力 5.0×105 W を送り出す。変圧器で送電電圧を 1.0×104 V に上げてから、全体の抵抗が 4.0 Ω の送電線で送る。(1) 送電線を流れる電流 (2) 送電線で失われる電力と、送り出した電力に対するその割合 (3) 利用先に届く電力をそれぞれ求めよ。
発電所から変圧器で昇圧し、送電線を通して利用先へ送る