物理基礎 / 電気とエネルギーの利用

抵抗率と抵抗(R=ρL/S)

★ 基礎抵抗率

問題

抵抗率 のニクロム線がある。長さ 、断面積 のとき、この線の抵抗値を求めよ。

断面積 S長さ L抵抗率 ρ
導線の抵抗は、長さ L に比例し断面積 S に反比例する
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細長い水道ホースをイメージしよう。長いほど水は流れにくく、太いほど流れやすい。抵抗も同じで、長さと断面積がどう効くかを式にした公式がある。

解答・解説

方針

R=ρL/S に代入する。長い線ほど抵抗は大きく、太い線ほど抵抗は小さい。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 導線の抵抗は材質だけでなく形でも決まる。長いほど流れにくく(比例)、太いほど流れやすい(反比例)。材質の効きを表す定数が抵抗率 である。

公式(: 抵抗率 Ω·m、: 長さ m、: 断面積 m²)

① 代入する。

が分子と分母で打ち消し合うので、計算は だけが残る。

まとめ 「長さに比例・断面積に反比例」は、道が長いほど通りにくく、道幅が広いほど通りやすい、という日常の感覚どおり。指数の計算は、同じ形の数を先に消してから残りを掛けると速い。

別解

単位で検算するルート。 の単位 Ω·m に、 の単位 を掛けると

となり、ちゃんと抵抗の単位になる。式の形をど忘れしても、単位が合うように組めば が復元できる( では単位が Ω·m³ になって合わない)。

ポイント

  • R=ρL/S(長さに比例・断面積に反比例)
  • 抵抗率 ρ は材質で決まる定数
  • 指数は同じ形を先に打ち消す

よくある間違い

  • L と S を逆にして R=ρS/L とする(長いほど流れにくい、で向きを確認)
  • 断面積を「半径」と取り違える(この問題は断面積が直接与えられている)
  • 10⁻⁶ の処理を焦って桁を間違える(先に約分すれば指数計算は消える)