物理基礎 / 電気とエネルギーの利用

ジュール熱(Q=RI²t)

★ 基礎ジュール熱

問題

抵抗値 の電熱線に の電流を 秒間流した。電熱線で発生する熱量を求めよ。

電熱線 10 Ω2.0 A発熱 Q
電熱線では電気エネルギーがすべて熱になる(60 秒間)
ヒントを見る

電熱線で使われた電気エネルギーは全部熱になる。まず 1 秒あたりの発熱(電力)を出し、それを時間分積み上げよう。

解答・解説

方針

ジュール熱は Q=RI²t。電力 P=RI² に時間を掛けた量が熱になる。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 電熱線では、消費した電気エネルギーがすべて熱に変わる。だから発熱量は「電力×時間」。電圧が与えられていないので、電力は の形を使うのが素直である。

公式ジュール熱 (電力 秒分)

① 電力を求める。

② 時間を掛ける。

まとめ は丸暗記の式ではなく、「 を入れて時間を掛けただけ」。電流の 2 乗で効くことは、送電の問題(電流を減らすと損失が激減する)につながる大事な性質である。

別解

電圧を経由するルート。 まず電熱線の電圧を出すと

電力は 、熱量は

型と 型、どちらの道でも同じ答えに着く。手持ちの量に合わせて選べばよい。

ポイント

  • ジュール熱 Q=RI²t
  • P=RI² は P=VI と V=RI の組み合わせ
  • 電流の 2 乗で効く

よくある間違い

  • I² を忘れて Q=RIt とする
  • 2.0² を 2 倍と混同して 4 でなく 2 を掛ける
  • 時間を分のまま掛ける(60 秒=1 分。単位は秒で)