物理基礎 / 電気とエネルギーの利用
電熱器による水の加熱(熱との融合)
問題
消費電力 の電熱器で、水 を 秒間加熱した。発生した熱がすべて水に吸収されるとき、水の温度は何 K 上昇するか。水の比熱を とする。
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これは電気と熱の橋渡しの問題。電熱器が 60 秒で出す熱量をまず求め、それを「水 200 g を温めるのに使う」と読み替えよう。熱の単元の式が後半で登場する。
解答・解説
方針
電気側から Q=Pt で熱量を出し、熱側の Q=mcΔT とつなぐ。ΔT=Pt/(mc)。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 電気エネルギー → 熱 → 水の温度上昇、とエネルギーがバトンのように受け渡される。受け渡しの各区間で式を 1 本ずつ立て、熱量 でつなぐ。
公式電気側 、熱側 (熱の単元の式)
① 電熱器が出す熱量。
② 温度上昇に読み替える。 を について解いて
まとめ 2 つの公式を「同じ 」でつなぐのがこの型の骨格である。図のエネルギーの流れ(電気→熱→温度上昇)を書いてから式を立てると、どの量がどの式に入るか迷わない。
答
別解
1 秒あたりで考えるルート。 1 秒に 入る。水 を 上げるには 必要だから、1 秒あたりの上昇は 。
秒では 。「毎秒 0.5 K ずつ上がる」という速度の見方は、加熱時間を変えた問題にもすぐ応用が利く。
ポイント
- 電気と熱は Q でつなぐ(Pt=mcΔT)
- ΔT=Pt/(mc)
- エネルギーの流れを先に図にする
よくある間違い
- mc を掛けるべきところを割るなど、式の変形で崩れる(単位で確認)
- g と kg の不一致(比熱が J/(g·K) なら質量は g のまま)
- 60 秒を 60 分と読み違える