物理基礎 / 電気とエネルギーの利用

帯電と電荷の保存

★ 基礎静電気電荷の保存

問題

同じ大きさの金属球 A、B がある。A は 、B は に帯電している。2 球を接触させてから離すと、それぞれの球の電気量はいくらになるか。

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接触しても電気量の合計は増えも減りもしない。まず合計を出して、同じ球 2 つでどう分けるかを考えよう。

解答・解説

方針

電気量の合計は接触の前後で変わらない(電荷の保存)。同じ大きさの球なら、離したあとは電気量を等しく分け合う。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 電気量は勝手に生まれたり消えたりしない。接触の前後で、合計は同じ。これが電荷の保存である。

そして同じ大きさの金属球どうしなら、接触中に電子が移動して、離したときには等しい電気量ずつに落ち着く。

公式電荷の保存: 電気量の総和は変化しない

① 合計を求める。

② 等しく分ける。 同じ球 2 つで分け合うから

どちらの球も になる。

+6.0 μC−2.0 μCAB接触→離す+2.0 μC+2.0 μCAB
接触の前後。合計 +4.0 μC は変わらず、同じ球なら等分される

まとめ 帯電・接触の問題は「合計は保存 → 同形なら等分」の 2 手で終わる。マイナスの電荷も符号ごと足すのがコツ。

どちらも

別解

電子の動きで見るルート(苦手な人向け)。 B は電子が余って 、A は電子が足りずに になっている。

接触すると、余っている電子が B から A へ流れ込む。電子の移動は、2 球の状態がそろう(同じ電気量になる)まで続く。

最終状態は合計 を半分ずつ、つまり ずつ。移動したのは電子であって、+の電気が動いたのではない、という見方も身につけておきたい。

ポイント

  • 電気量の合計は接触の前後で保存される
  • 同じ大きさの導体球は接触後に等分される
  • 実際に移動するのは電子(−の電荷)

よくある間違い

  • 符号を無視して 6.0 と 2.0 の平均 4.0 μC としてしまう(−2.0 は符号ごと足す)
  • 「+と−で打ち消して 0 になる」と早合点する(合計は +4.0 μC で 0 ではない)
  • 接触で電気量が消えると考える(保存則に反する)