物理基礎 / 電気とエネルギーの利用
電磁波の波長と種類
問題
FM ラジオ放送は周波数 ()の電磁波を使う。電磁波の速さを として、(1) この電磁波の波長を求めよ。(2) 可視光線と比べて、この電磁波の波長は長いか短いか。
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(1) 電磁波も波だから、波の基本式がそのまま使える。速さと周波数から波長が出る。(2) 電磁波の仲間を波長の長い順に並べたとき、電波と可視光線はどこにいるだろうか。
解答・解説
方針
電磁波も波なので v=fλ が使える。λ=c/f。電波は電磁波の中で最も波長が長い仲間。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 電波・光・X 線は、すべて同じ電磁波の仲間で、真空中を同じ速さ で伝わる。違うのは波長(周波数)だけ。だから波の基本式 がそのまま使える。
公式(電磁波でも波の基本式が成り立つ)
① 波長を求める。
② 可視光線との比較。 可視光線の波長はおよそ 〜 。FM の電波は数 m だから、可視光線の 1000 万倍ほど長い。図のスペクトルで、電波は最も波長の長い側にいる。
まとめ 波長の長い順に、電波 → 赤外線 → 可視光線 → 紫外線 → X 線 → γ 線。「携帯やラジオの電波は長い、レントゲンの X 線は短い」と用途とセットで並びを覚えておくと忘れない。
答
(1) (2) 可視光線(約 )よりはるかに長い
別解
桁だけ先に見積もるルート。 は、桁の部分が 、数の部分が 。
掛けて 。指数計算は「桁」と「数」を分けると暗算でも桁を外さない。FM アンテナの長さが数十 cm 〜 1 m 程度(波長の 1/4 など)なのは、この波長に合わせているからである。
ポイント
- 電磁波はすべて速さ c で伝わる
- λ=c/f
- 波長順: 電波・赤外線・可視光線・紫外線・X線・γ線
よくある間違い
- λ=f/c と逆に割る(数 m になるはず、と桁の見当で気づく)
- MHz を Hz に直さず計算する(本問は 8.0×10⁷ Hz を使う)
- 電波と音波を混同する(音は空気の振動で、電磁波ではない)