問1扇形の周と面積の最大
問題
周の長さが の扇形のうち、面積が最大になるものの半径と、そのときの面積を求めよ。
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周の長さの条件から、弧の長さを半径の式で表す。すると面積が半径だけの関数になる。その式の形をよく見れば、最大値の求め方はもう知っているはずだ。
解答・解説
方針
半径 、弧長 とおく。周は なので を で表せる。面積 を の2次式にして、頂点で最大にする。
解答
⓪ 発想(どう考え始めるか) 変数が半径 と弧長 の2つに見えるが、周の条件 を使えば1つを消せる。
を面積 に入れると、 は の2次関数だ。あとは平方完成して頂点で最大。定義域( も も正、つまり )に頂点が入っているかの確認も忘れずに。
半径 、弧長 とおく。周が なので
面積は
の2次関数として、 のとき最大 。(このとき 、中心角 ラジアンで、扇形として成り立つ。)最大の面積は 。
発展。 最大の扇形の中心角は ラジアン。半径や周の長さを変えても、この「2ラジアン」は変わらない普遍の答えだ。弧度法だからこそ、こんなに簡潔に言える。
「周一定の図形で面積最大」をどんな図形の中で考えても、答えは円になる(等周問題)。扇形や長方形での最大化は、その問いの小さな場合にあたる。
半径 、面積
別解
「和が一定 → 積は半々で最大」の相加平均・相乗平均でも、展開なしで落ちる。面積は と、和の部品 と の積で書ける。(一定)だから、相加相乗より
よって 。等号は 、つまり のときで、範囲 に確かに入っている。答えの配分「半径2本ぶん()と弧()が周をちょうど半分ずつ使う」ことが、不等式の等号条件として分かる。花だんの面積の問題(2次関数)と同じ形だ。
ポイント
- 周の条件で弧長を消し、面積を の2次関数に。
- 扇形の面積は (弧長を使う形)が便利。
よくある間違い
- 扇形の周を弧だけ()や と誤り、 にしない
- 定義域 ( の条件)の確認を飛ばす
- 最大時の中心角( ラジアン)まで問われたときに単位を度で答える