問12次方程式が異なる2つの正の解をもつ条件
問題
次方程式 が異なる つの正の解をもつような定数 の値の範囲を求めよ。
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下に凸の放物線が の範囲で 軸と 点で交わる条件。① 判別式 ② 軸 ③ の つ。
解答・解説
方針
正解を「グラフが 軸の正の側で 回交わる」条件で表す。判別式(異なる 解)・軸の位置(正の側)・ の符号(端が上)の つを連立する。
解答
⓪ 発想(どう考え始めるか) 「異なる2つの正の解」は、解の符号つきの配置条件だ。グラフの言葉で言い換える。
下に凸の放物線 が「 軸の正の部分で2回交わる」ためには、3つが同時に要る:
(i) そもそも2回交わる: 判別式 。(ii) 交点が右半分にある: 軸 。(iii) 原点の側で持ち上がっている: 。
この3点セット(判別式・軸・端の値)が、解の配置問題で使う基本の道具になる。
① 判別式。 。 より または 。
② 軸。 軸は 。正の側にあるので 。
③ 。 より 。
④ 連立。 ①( または )、②()、③()をすべて満たすのは
まとめ 正解は「判別式 ・軸 ・」の 条件。連立して 。 次関数(グラフ)と解の配置の融合。 つのうち つでも欠けると誤答になる。
発展。 「2解がともに区間 にある」一般形でも、3点セットは「判別式・軸 ・」とそのまま拡張される。さらに「 と の間に2解」なら と軸の挟み込み、「 を挟んで1解ずつ」なら の1本だけでよい。解の配置はどのパターンでも端の値の符号で判定できる。
が異なる 正解をもつ 判別式 かつ 軸 かつ 。 を解いて 。
別解
解と係数の関係で(グラフを描かない代数ルート)。 2つの解を とすると、解と係数の関係で 、。「異なる2つの正の解」を代数の言葉で書くと:
- 異なる2実解: 判別式
- ともに正 ⟺ 和が正かつ積が正: かつ
(和と積の符号で2数の符号が決まる: 積 で同符号、さらに和 で両方正。)3つの共通範囲は で、本解と同じ答えだ。
グラフの3点セット(本解)と、解と係数の3点セットは一対一に対応している(軸 、 定数項 )。「配置はグラフ、符号は和と積」という2つの見方を持っていると、複雑な配置(片方だけ正、など)でも迷わない。
ポイント
- 正解 グラフが 軸の正側で 回交わる。
- 判別式 ・軸 ・ の 条件。
- 連立して 。
よくある間違い
- 判別式だけで答える( は「2実解」まで。正であることの条件(軸と端、または和と積)が別に要る)。
- を とする( なら が解になり「正の解」に反する)。
- 3条件の共通範囲をとるときに数直線を描かず、 と の重なりを取り違える。