問1数列の極限(∞-∞・有理化)
問題
極限 を求めよ。
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の形はこのままでは判定できない。根号を含む差は、和を掛けて割る(有理化)と引き算が消える。変形してから最高次で割る。
解答・解説
方針
の不定形。分子・分母に をかけて有理化すると、根号が消えて の形になる。あとは最高次で割る。
解答
⓪ 発想(どう考え始めるか) も も無限大へ向かうので、 の不定形だ。このままでは大小の綱引きが見えない。
根号入りの の定跡は有理化。 に を掛けると、分子は と根号が消える。
の形に持ち込めたら、あとは分母・分子を で割る。いつもの最高次で割る方法だ。
① 有理化する。 を分子・分母にかける。
② 分母の最高次 で割る。 根号の中は でくくると 。
③ 極限をとる。 なので 。
まとめ: で根号があれば、まず有理化。根号が消えて分数の形になれば、最高次で割るいつもの手順に乗る。 の変形が決め手だ。
発展。 と一般化できる(同じ有理化で分子が になる)。答えは係数 の半分で、別解の平均の見方なら「 と の真ん中」としてすぐに読める。
数値検証の注意もひとつ。 を非常に大きくして を電卓やプログラムで直接計算すると、大きな数どうしの引き算で有効数字が消える(桁落ち)。有理化した形 なら安定して計算できる。有理化は理論の道具であると同時に、数値計算の実務でも使われる変形である。
別解
答えが になる理由を、平均の言葉で先読みできる。 は、 と の相乗平均だ。相乗平均は算術平均(ふつうの平均)にとても近い。 と のふつうの平均は
だから で、引き算の残りは になる。これが答えの値の理由である。数値でも確かめられる。 なら で、確かに のすぐそばにある( つの平均の差は が大きいほど消えていく)。
答えの見当を素朴につけてから、有理化で正当化する。極限の答えに直感の裏付けがあると、計算ミスにも気づきやすくなる。
ポイント
- (根号)は有理化。
- で最高次を出す。
よくある間違い
- を「」と即断する(大きさの綱引きは有理化するまで分からない)
- 有理化後、分母の を で割るとき とせず 扱いする
- のくくり出しで を根号の外に のまま出す