数学I / 図形と計量

図形と計量 ★★ 標準の問題 全12問

定期テストレベル。典型パターンの運用

難易度: ★ 基礎·★★ 標準·★★★ 応用·★★★★ 難関·実戦編·最難関編

  1. 鈍角の三角比と相互関係
  2. sinθ+cosθ から対称式の値を求める
  3. 三角比の2次方程式
  4. 90°−θ の公式を使う式の値
  5. 正弦定理による三角形の解法
  6. 三角形の解が2通りある場合
  7. 3辺から面積と内接円の半径を求める
  8. 円に内接する四角形
  9. 直方体の中の三角形の面積
  10. 測量への応用(仰角と距離)
  11. sin の比から角を求める
  12. 角の二等分線の長さ

問1鈍角の三角比と相互関係

★★ 標準相互関係三角比の拡張

問題

とする。 のとき、 と の値を求めよ。

ヒントを見る

の値1つから残り2つを出す。 が橋渡し。2乗から戻すときの符号は、角の範囲が決める。この範囲で はどちら向き(正か負か)?

解答・解説

方針

の値1つから、残り2つの三角比を求める。使う道具は相互関係 だ。

三角比の3つは、1つ決まれば残りもほぼ決まる。それをこの式が保証している。『ほぼ』と言ったのは符号が残るから。2乗から戻すとき か かで迷う。そこで使うのが角の範囲 だ。この範囲では は負にならない。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) 三角比は、1つ決まれば残りもほぼ決まる。それを保証するのが相互関係 だ。

「ほぼ」と言ったのは、2乗から戻すときに符号が残るからだ。そこで角の範囲を使う。 では は常に 以上。この1行で符号が確定する。

Oxy1−1θx = −1/3
cos θ = −1/3 なので θ は鈍角(x 座標が −1/3)
公式三角比の相互関係 、

まず 。 相互関係より

ここが分かれ道。2乗を外すと の2候補が出る。どちらかを決めるのが角の範囲だ。 では半円の上半分しか動かないので 。よって

次に 。 定義 に戻る。分数で割るので、逆数を掛ける形に直す。

検算: だから は鈍角。鈍角では 、、 のはず。結果はすべて合っている。答えを出したら符号の顔ぶれを一目見る習慣をつけたい。

発展。 相互関係 は、単位円の方程式 そのものだ。三角比を「円周上の点の座標」と見る見方は、数学IIの三角関数(角が一周を超える場合)へそのままつながる。

「絶対値は計算、符号は絵」という分業は、そこでも変わらない基本作法になる。

答

、

別解

単位円(半径 の半円)の絵で解くと、符号が目で決まる。 は円周上の点の 座標、 は 座標だ。 だから、点は の縦線と半円の交点。左半分(鈍角の領域)にある。 座標は半円の上側だから正で、円の式から 。

は 。正 ÷ 負だから負で、。「絶対値は計算、符号は絵」と分業すると、符号ミスがほぼ消える。鈍角の三角比が苦手なら、毎回この半円を描くことから始めるとよい。

ポイント

  • では (符号判断の根拠を範囲から取る)
  • なら は鈍角で、
  • のような根号の簡約を正確に

よくある間違い

  • と両方書いてしまう(範囲から正に確定する)
  • 分数の割り算を誤って などとする
  • 符号を暗記だけで決めようとして混乱する(鈍角では ・、と単位円の絵で確認する)

問2sinθ+cosθ から対称式の値を求める

★★ 標準相互関係対称式

問題

で、 であるとき、次の値を求めよ。

(1)

(2)

ヒントを見る

和はわかるが積を聞かれている。和を2乗すると何が現れる? を使えば積が引き出せる。数と式でやった対称式( と )と同じ発想。

解答・解説

方針

の値だけが与えられて、 や3乗の和を聞かれる。一見、情報が足りないように見える。でも三角比には、いつでも成り立つ隠れた等式 がある。これが『和と積をつなぐパイプ』になる。

、 を 、 と書けば、これは数と式でやった対称式の問題そのものだ。 と さえあれば、どんな対称式も計算できる。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) 和の値1つだけで、積や3乗の和まで聞かれている。一見、情報が足りない。

でも三角比には、いつでも成り立つ隠れた等式 がある。これが「和と積をつなぐパイプ」になる。与式を2乗すれば、 と が現れて積が出る。あとは対称式の変形だ。 と を「和と積の分かった2つの数」として扱う。

公式三角比の相互関係

(1) 積 を出したいのに、手元にあるのは和だけ。こういうときは2乗してみる。和を2乗すれば積が現れるからだ。 の両辺を2乗すると

ここで を使う。2乗の和が勝手に になってくれるのが、三角比の対称式のうまみだ。

(2) 3乗の和は因数分解の公式で『和と積』に分けられる。

右の因数もまた で にできる。(1)の結果を入れて

負の数を引くところで符号を間違えやすい。 と、引き算が足し算に変わることをていねいに確かめる。(参考: で、この範囲では だから 。つまり は鈍角だ、というところまで読み取れる。)

発展。 と の間を2乗で行き来する技は、数学IIの三角関数で「 とおく置きかえ」として本格的に使う。最大・最小問題でよく使う方法だ。

数と式の単元で学んだ対称式の変形が、三角比でもそのまま通用した。道具は分野をまたいで使い回せる、という実感を持っておきたい。

答

(1) (2)

別解

(2)は3乗の展開公式から入る道もある。 という展開(、 と略記)を移項すると

値を入れて 。因数分解の公式()を使う道と、展開公式を移項する道。3乗の対称式にはこの2本の道が常にあり、どちらも「和と積だけで書ける」ことに変わりはない。覚えやすいほうを使えばよい。

ポイント

  • 、、 の3点セットで対称式を処理する
  • 『2乗すると積が現れる』(対称式の基本手筋)
  • 3乗の和は の公式か で

よくある間違い

  • 2乗の際に の係数 を落とす
  • (2)で公式の中央の符号()を と誤る
  • (1)の答えが負になった時点で「計算ミスでは」と疑って手が止まる(鈍角なら で積は負になり得る)

問3三角比の2次方程式

★★ 標準三角方程式相互関係

問題

とする。次の等式を満たす を求めよ。

ヒントを見る

と が混ざっていて扱いにくい。1種類にそろえたい。どちらに寄せる? 2乗の項を書き換えるほうが、根号が出なくて楽。そろえたら置き換えて、ただの2次方程式に持ちこもう。

解答・解説

方針

と が1つの式に混ざっている。このままでは扱えないので、まず1種類の三角比にそろえる。どちらに寄せるか。 を使えば だけの式にできる。逆に を で表そうとすると根号が出て面倒になる。『2乗のほうを書きかえる』のがコツだ。

あとは とおけば、ただの2次方程式。ただし には という制限があることを忘れない。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) と が1つの式に混ざっている。このままでは扱えない。まず1種類にそろえる。

どちらに寄せるか。2乗のほうを書き換える。 を使えば、 だけの式になる。

逆向き( を で表す)は根号が出て面倒になる。「2乗のほうを消す」が原則だ。そろえたら、あとは2次方程式である。

公式三角比の相互関係

まず1種類の三角比にそろえる。 を代入すると

整理して

最高次の係数が負のままだと因数分解でミスしやすい。だから両辺に を掛けて正に直した。

2次方程式として解く。 とおくと、見慣れた2次方程式になる。ただし は の値なので しか許されない。おき換えたら範囲も一緒に書く、が原則だ。

よって または 。どちらも範囲内なので、今回は落ちる解はない。

に戻す。

Oxy1−160°180°
cos θ = 1/2 → θ = 60°、cos θ = −1 → θ = 180°

を求めて終わりにしないこと。聞かれているのは だ。

  • のとき:
  • のとき:

まとめ: を『範囲の端だから』と捨てたくなるかもしれないが、 は両端を含む。端も立派な答えだ。検算: のとき 、 で、与式は 。確かに成り立つ。

発展。 「1種類にそろえる → 置きかえて2次方程式 → 範囲で検問 → 元の変数に戻す」。この4段は数学IIの三角方程式・指数方程式・対数方程式で、そっくりそのまま繰り返される黄金の型だ。

置きかえの検問()は、2次関数の単元でやった「新変数の範囲」と同じ思想である。分野が変わっても、置きかえの作法は1つしかない。

答

別解

と置きかえて、「 の計算」と「角の計算」を分けて処理すると、頭が整理される。置きかえると 、整理して 、因数分解で 。 の候補は と 。ここで角に戻る前に、1つ検問を置く。 が取れる値は だけだ。今回は両方とも通過する。

残った だけを角に戻して、。今回は検問で落ちる候補がなかったが、この型の問題では のような「円の外の値」が出て捨てる場面がよくある。「解いたら範囲で検問」を習慣にしておくと、その日が来ても迷わない。

ポイント

  • は に置き換えて三角比を1種類にそろえる
  • 置き換えた変数の範囲()を意識する
  • の範囲が 〜 なので、 の解は1つずつ

よくある間違い

  • を範囲外と勘違いして捨てる( に含まれる)
  • 因数分解を と誤る
  • 解いた を の検問にかけず、機械的に角へ戻そうとする

問490°−θ の公式を使う式の値

★★ 標準90°−θ・180°−θの公式計算

問題

次の式の値を求めよ。

(1)

(2)

(3)

ヒントを見る

表にない角ばかり。でも角どうしを『足してみる』と? 和が になる組が隠れている。片方を書き換えると、見慣れた関係式(2つ合わせて になる関係)の形になる。

解答・解説

方針

。どちらも値を知らない角だ。『表にない角だから解けない』と思ったら、角どうしの関係に目を向ける。

、、。どれも和が の組だ。 などの公式で片方を書きかえれば、相互関係 の形が現れる。

個々の値は最後までわからないまま、答えだけが決まる。今回はこの『値を知らずに計算する』感覚を身につける。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) も も、値を知らない角だ。「表にない角だから解けない」と思ったら、角どうしの関係に目を向ける。

。。。どれも和が だ。

和が の2角には、 などの書き換え規則がある。片方を書き換えれば、相互関係や逆数の関係に持ち込める。

公式、、

(1) なので と書きかえられる。すると

の値は最後までわからないままだが、相互関係から『2つ合わせれば 』が言える。

(2) なので だ( は逆数になる。 と が入れかわるから)。よって

掛けた瞬間に約分されて消える。

(3) なので だ。よって

まとめ:どの問題も半端な角を見て固まるのではなく『2つの角を足してみる』のが突破口だった。(や )になる組を見つけたら公式を使う、と覚えておく。

発展。 の公式群は「同じ直角三角形を反対の角から見ただけ」、 の公式群は「単位円で左右対称の点」。出どころの絵が違う2家族だ、と整理しておくと混同が消える。

(コサイン)の「コ」は余角(complementary angle)の頭文字で、 という関係が名前の由来になっている。

答

(1) (2) (3)

別解

公式を経由せず、1つの直角三角形の絵だけで見抜くこともできる。直角三角形の2つの鋭角は足すと 。つまり と は同じ直角三角形の2つの角として同居できる。3辺を (対辺)、(隣辺)、(斜辺)とすると、、。だから

最後の は三平方の定理そのものだ。(2)も同じ三角形で 、。掛ければ約分されて 。「和が の2角=1つの直角三角形の2つの見方」。この絵を持っておくと、公式の暗記が絵の読み取りに変わる。

ポイント

  • 2つの角の和が なら、 の公式で片方を書き換える
  • 、、
  • 書き換えたあとは相互関係 に帰着させる

よくある間違い

  • 角の和が であることに気づかず、表の値を探そうとして行き詰まる
  • を と混同する( の公式との混同)
  • を に書き換えたのに、相互関係 に結びつけられない

問5正弦定理による三角形の解法

★★ 標準正弦定理外接円

問題

において、、、 である。

(1) 辺 の長さを求めよ。

(2) の外接円の半径 を求めよ。

ヒントを見る

わかっている辺の向かいの角がまだ不明なので、このままでは比が作れない。まず何を先に求める?(内角の和を使う)。角と対辺のペアが1組そろえば、残りは芋づる式に出る。

解答・解説

方針

与えられたのは2つの角と1辺。正弦定理を使いたいが、そのままでは使えない。正弦定理は『角とその対辺のペア』がそろって初めて動く。わかっている辺 の対角 が、まだ不明だからだ。

だから最初の一手は内角の和 から を求めること。ペアが1組できれば、あとは正弦定理で残りの辺も外接円の半径も求められる。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) 与えられたのは2つの角と1辺。正弦定理の出番だが、そのままでは使えない。

正弦定理は「角とその対辺のペア」がそろって初めて動く。分かっている辺 の対角 が、まだ不明だ。だから最初の一手は内角の和 から を求めること。ペアが1組できれば、あとは正弦定理で、残りの辺も外接円の半径も求められる。

45°75°60°BCA√62
∠B = 45°、∠C = 75°、BC = √6(∠A = 60°)と外接円

まず残りの角を求める。 三角形の内角の和は なので

これで角 と対辺 のペアが完成した。正弦定理を使う準備が整った。

定理正弦定理 ( は外接円の半径)

(1) 正弦定理 より

根号だらけの分数に見えるが、分母どうしの が約分され、あとは根号の中で掛け算・割り算するだけ。 ときれいに整数になる。

(2) 正弦定理 より

まとめ:なお の三角比は知らなくていい。使わずに済むペアを選ぶのも、正弦定理の技術のうちだ。

発展。 定理の使い分けは「何がそろっているか」で決まる。2角と1辺なら正弦定理。2辺と間の角、または3辺なら余弦定理。この仕分けを反射にしておくと、問題を読んだ瞬間に道具が決まる。

正弦定理に外接円の が現れる理由は、円周角の定理にある(同じ弧の上の円周角は等しいので、角を円の中心側へ移して直径と結びつけられる)。数学Aの円の性質とつながる話だ。

答

(1) (2)

別解

(1)は正弦定理を使わずに「垂線1本」でも解ける。 という中途半端な角を避けて、 と の三角形に割るのだ。 から直線 に垂線を下ろし、足を とする。

直角三角形 は だから、。直角三角形 は だから、。

特別角(、)の直角三角形2枚に分けてしまえば、道具は三平方と辺の比だけで済む。正弦定理の証明も実はこの「垂線で高さを共有させる」発想でできており、別解はその中身を素手でなぞっている。

ポイント

  • 2角が与えられたら、まず内角の和で残りの角を求める
  • 正弦定理は『角と対辺のペア』が1組そろえば使える
  • 根号の計算は のように根号内でまとめると速い

よくある間違い

  • の対角を と勘違いする( の対角は )
  • の値が必要だと思い込んで手が止まる(この問題では使わない)
  • (2)で外接円の半径に遠回りの道具を持ち出す(正弦定理 で即答できる)

問6三角形の解が2通りある場合

★★ 標準正弦定理三角形の解法

問題

において、、、 であるとき、 を求めよ。

ヒントを見る

正弦定理で は1つに決まる。でも の値から角を戻すとき、候補は本当に1つ? 〜 で同じ を持つ角を見落とすな。出た候補それぞれが三角形になるか、内角の和で確かめよう。

解答・解説

方針

角 とその対辺 、さらに辺 が与えられているので、正弦定理で が求まる。ここに注意点がある。

の値が1つに決まっても、 自体は1つに決まらない。 から の間では、鋭角と鈍角の2つの角が同じ の値をもつからだ( は をはさんで対称)。

候補を両方あげて、それぞれ三角形として成り立つかを内角の和で確かめる。この『確かめ』までがワンセットの問題だ。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) 角 とその対辺 、さらに辺 が与えられている。正弦定理で が求まる形だ。

ここに注意点がある。 の値が1つに決まっても、 自体は1つに決まらない。 から の間では、鋭角と鈍角の2つの角が同じ の値をもつ( は をはさんで対称)。両方の候補を挙げ、内角の和が を超えないか吟味して仕分ける。

45°BAC₁C₂√3√2√2
条件を満たす三角形は 2 つある(C₁: C = 60°、C₂: C = 120°)
定理正弦定理

まず正弦定理で を求める。 角 の対辺は 、角 の対辺は なので、正弦定理より

これを について解くと

次に条件を満たす をすべてあげて確かめる。 ここで と即答してはいけない。 で になる角は

の2つある。図のように、高さが同じ点は半円上に左右対称に2つあるからだ。それぞれが本当に三角形になるか、残りの角 が正になるかで確かめる。

  • のとき: で成立
  • のとき: で成立

どちらも残るので

まとめ:『2辺とその一方の対角』という与え方では、三角形が1通りに決まらないことがある。 から角を戻すときは、いつも『もう1つの候補』を疑う。確かめの結果、片方が捨てられることも、今回のように両方残ることもある。

発展。 三角形の合同条件(3辺・2辺夾角・2角1辺)に「2辺と間でない角」が入っていないのは、今回のように三角形が2つできてしまうからだ。合同条件の裏側を、計量の言葉で体験したことになる。

コンパスで作図してみると分かりやすい。 を中心に半径 の円を描くと、 から で伸ばした直線と2点で交わる。その2交点が2つの三角形の頂点 である。

答

または

別解

「答えが2つある」理由は、余弦定理ルートで見るとよく分かる。残りの辺 を未知数にして、余弦定理を立てる。、つまり

整理すると 。この2次方程式の解は で、どちらも正。つまり、条件を満たす三角形が本当に2つ実在する。長いほうの が の三角形、短いほうが の三角形に対応する。

「2辺と、間ではない角」という与え方は三角形を1つに決めない。 の2択はその現れであって、計算の都合ではない。方程式の2解として見ると、その事実が目に見える。

ポイント

  • から角を戻すときは、鋭角・鈍角の2候補を必ず検討する
  • 各候補は『残りの角が正になるか』で成立を判定する
  • 『2辺と1対角』の条件では三角形が2通り存在しうる

よくある間違い

  • だけ答えて を落とす
  • 吟味をせずに2つとも答える(この問題では両方成立するが、内角の和の確認は毎回必要)
  • 図を1枚しか描かず、2つの三角形がどちらも実在することを確認しない

問73辺から面積と内接円の半径を求める

★★ 標準余弦定理面積内接円

問題

において、、、 である。

(1) の値を求めよ。

(2) の面積 を求めよ。

(3) の内接円の半径 を求めよ。

ヒントを見る

3辺だけから面積へ。 も も見えないが道はある。まず1つの角の を辺から出し、 に乗り換えて面積へ。内接円はさらに『面積の2通り表現』で。第一歩はどの角を選ぶと楽か。

解答・解説

方針

3辺だけが与えられた三角形の面積。 も もどこにも見えないが、求める方法は確かにある。①余弦定理で1つの角の を出す(3辺があれば必ずできる)。②相互関係で に直す。③面積公式に入れる。④内接円は で仕上げる。

この4段の数珠つなぎは図形と計量の集大成として入試でもそのまま使う型だ。各段で『今なぜこれをやっているのか』を意識しながら進む。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) 3辺だけが与えられた三角形の面積。 も もどこにも見えないが、道はちゃんと通っている。

①余弦定理で1つの角の を出す(3辺があれば必ずできる)。②相互関係で に直す。③面積公式に入れる。④内接円は で仕上げる。

この4段の数珠つなぎは図形と計量の集大成としてそのまま入試に出る型だ。

IrBBCA657
AB = 5、BC = 6、CA = 7 と内接円
公式余弦定理(角を求める形) 、三角形の面積 、内接円

(1) 角 をはさむ2辺は 、、角 の対辺は だ。分子で引くのは対辺の2乗。ここを取りちがえないよう、代入前に『はさむ2辺』『対辺』を声に出して確認する。余弦定理より

(2) 面積公式に必要なのは ではなく 。そこで相互関係で乗りかえる。 より なので、根号の前の符号で迷わなくていい。

面積公式より

面積公式で使う角は『使った2辺にはさまれた角』でなければならない。(1)で を求めたのだから、2辺も をはさむ 、 を使う。この整合を崩さないこと。

(3) 内接円の半径 は面積を2通りに表す関係 から求まる(内心と各頂点を結んで3分割する、あの式だ)。

よって

まとめ:①〜④のどの段も単独では基本問題だ。途中で止まらずにつなげられるかが、標準問題との分かれ目になる。

発展。 3辺が決まれば三角形は1つに決まる(合同条件)。だから面積も、内接円も外接円も、すべて3辺から計算できるはずで、この問題の4段+正弦定理()で、その計算をひととおり行ったことになる。

ヘロンの公式は4段の道を文字のまま一般に実行して1本の式に固めたものだ。「なぜ成り立つか」を本解の道順で説明できれば、公式は暗記でなく圧縮になる。

答

(1) (2) (3)

別解

(2)(3)はヘロンの公式を知っていればすぐに求められる(3辺から面積を直接出す公式で、発展的な内容として教科書にも載っている)。3辺の和の半分を とすると で

(3)も という短い形が使える( の を代入した形だ)。

本解の4段の道は「なぜ求まるか」が見える教育的なルート、ヘロンは検算・時短ルート。両方持っていると、本番で答えを2重に確かめられる。

ポイント

  • 3辺 → 余弦定理で → 相互関係で → 面積、が黄金ルート
  • 面積が出たら で内接円の半径につながる
  • どの角を選んでも面積は同じ。計算しやすい角(はさむ2辺が簡単なもの)を選ぶ

よくある間違い

  • 余弦定理の分子で、対辺(この場合 )以外の辺を引いてしまう
  • を求めるときに根号の中の計算()を誤る
  • (3)で の を落とし、 が半分になる

問8円に内接する四角形

★★ 標準円に内接する四角形余弦定理面積

問題

円に内接する四角形 において、、、、 である。

(1) とおくとき、 の値と対角線 の長さを求めよ。

(2) 四角形 の面積 を求めよ。

ヒントを見る

四角形のままでは手が出ない。対角線を1本引いて三角形2つに割ろう。同じ対角線を2通りに表せば方程式ができる。円に内接する四角形の『向かい合う角』の特別な関係を使うと、2式を1つの未知数で結べる。

解答・解説

方針

四角形のままでは余弦定理も面積公式も使えない。そこで対角線 を引いて、2つの三角形に割る。すると同じ が と の両方に属する。 を2通りに表して等式を作る道が開ける。

ここで使うのが『円に内接する四角形の対角の和は 』。これにより となって、未知数が 1つにまとまる。『同じ量を2通りに表す』作戦の、円がらみの代表例だ。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) 四角形のままでは、余弦定理も面積公式も使えない。対角線 を引いて、2つの三角形に割る。

すると同じ が と の両方に属する。 を2通りに表して、等式を作る道が開ける。ここで使うのが「円に内接する四角形の対角の和は 」。 だから、。未知数が の1つにそろう。

60°120°ABCD3122√7
円に内接する四角形 ABCD と対角線 BD
定理円に内接する四角形は、向かい合う角の和が
公式余弦定理

(1) 円に内接する四角形の対角の和は なので、 だ。この一言がないと、この問題は解けない。円の条件を使わなければ、2つの三角形の角は無関係のままで、方程式が立たない。

で余弦定理より

では、 に注意すると

マイナスとマイナスが打ち消し合って になるところが、いちばん符号を間違えやすい。 と、途中を省略せずに書く。2つの式は同じ を表すので

このとき だ。 より

(2) 面積も同じ分割を使う。四角形を対角線 で と に分けて足す。、 なので

まとめ: は で符号が反転するのに、 は反転しない()。この非対称が(1)では方程式を生み、(2)では計算を楽にしている。

発展。 「対角の和が 」のおかげで、 は符号が反転し()、 は同じ値のまま()。 の連立では の反転が、面積の合算では の一致が、それぞれ決め手になっていた。1つの性質の2つの表れだ。

対角線のもう1本 でも同じことができ、トレミーの定理()という関係へつながっていく。

答

(1) ()、 (2)

別解

面積(2)は円に内接する四角形専用の「ブラーマグプタの公式」でも出せる(ヘロンの公式の四角形版だ)。4辺の和の半分を とすると で

本解の答えと一致する。

ヘロンの公式で などが4つ並ぶ代わりに が消えているのは、「1辺の長さを にした四角形=三角形」と考えると、ちょうどヘロンの形に戻るからだ( なら )。円に内接するという条件があって初めて成り立つ公式で、検算用の道具として持っておくと心強い。

ポイント

  • 円に内接する四角形 → 対角の和が → は符号が反転()
  • 対角線を2つの三角形で2通りに表して方程式を作る
  • 面積は対角線で分割して足す。 なので の値は共通

よくある間違い

  • の符号反転を忘れ、2本の の式が同じものになる
  • 面積計算で使う2辺の組(角をはさむ2辺)を取り違える
  • (2)で に気づかず、別の値を求めようとする

問9直方体の中の三角形の面積

★★ 標準空間図形余弦定理面積

問題

直方体 において、、、 である(底面 は1辺 の正方形、 はそれぞれ の真上にある)。3点 を結んでできる について、次の問いに答えよ。

(1) 3辺 、、 の長さを求めよ。

(2) の面積 を求めよ。

ヒントを見る

立体は三角形 を1枚取り出せば平面の問題になる。必要なのは3辺の長さだ。どれも立体の面の中の直角三角形の斜辺になっている。まず ・・ が『どの面の対角線か』を探そう。

解答・解説

方針

空間図形と聞くと身構えるが、やることは『立体の中から三角形を1枚取り出して、平面の問題に落とす』だけだ。

そのために必要なのは の3辺の長さ。直方体の中の線分はどれも直角三角形の斜辺なので三平方の定理で求まる。3辺がそろえば、あとは前問と同じ『余弦定理 → → 面積公式』の流れに乗るだけ。

立体は最初の一歩(辺の長さ集め)にしか登場しない。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) 空間図形と聞くと身構えるが、やることは「立体の中から三角形を1枚取り出して、平面の問題に落とす」だけだ。

必要なのは の3辺の長さ。直方体の中の線分はどれも直角三角形の斜辺なので三平方の定理で求まる。3辺がそろえば、あとは前問までと同じ「余弦定理 → → 面積公式」の流れに乗る。立体は最初の一歩(辺の長さ集め)にしか登場しない。

ABCDEFGH221
直方体と △AFC(AB = AD = 2、AE = 1)
定理三平方の定理 直角三角形で、斜辺を 、他の2辺を 、 とすると

(1) 求めたい線分を含む直角三角形を、立体の面の上に見つける。どれも三平方の定理を1回使えば出る。

  • : は の直角三角形なので
  • : は の直角三角形なので
  • : 正方形 の対角線なので

(2) 3辺がそろったので、ここからは平面図形の問題だ。 で余弦定理より

なので

よって面積は

まとめ:根号の積は と中身をまとめてから、 で外に出す。1つずつ処理するより速く、ミスも減る。

発展。 「立体から平面を取り出す」帰着は空間図形のほぼすべての問題の基本だ。正四面体の断面、球の切り口、二面角。どれも最後は平面の三角形の計量に落ちる。

数学Cの空間ベクトルに進むと、同じ帰着を座標と内積で機械的に実行できるようになる。この問題の「3辺集め→平面で計算」は、その原型である。

答

(1) 、、 (2)

別解

(1)で に気づいただろうか。 は二等辺三角形だ。二等辺三角形なら、頂点から底辺の中点に下ろした線がそのまま高さになるので、余弦定理を使わずに面積が出せる。底辺 の中点を とすると、 で

よって 。同じ答えに、計算量は半分以下で着く。辺を求め終えたら「等しい辺はないか」と一呼吸置く習慣が、こういう近道を見つけさせてくれる。

ポイント

  • 空間図形は『辺の長さを三平方で求める → 平面の三角形に帰着』が基本方針
  • 3辺がそろったら余弦定理 → → 面積公式
  • 二等辺三角形なら『頂点から底辺の中点への垂線』で直接高さが出せる

よくある間違い

  • を求めるときに使う直角三角形を誤る(どの面の対角線かを確認する)
  • 根号の簡約(たとえば )でミスする
  • 面積公式に入れる を出すとき、 の符号(鋭角か鈍角か)を確認しない

問10測量への応用(仰角と距離)

★★ 標準測量仰角

問題

水平な地面に塔がまっすぐに立っている。地点 から塔の先端を見上げた仰角は であった。 から塔の真下に向かって水平に 進んだ地点 で測ると、仰角は になった。塔の高さを求めよ。ただし、目の高さは考えないものとする。

ヒントを見る

まず図と記号で表す。塔の高さを 、真下を とおくと、2つの仰角がそれぞれ直角三角形の の式になる。未知数は の1つで、式は2つある。 を で表して1本にまとめよう。

解答・解説

方針

測量の文章題はまず図と記号で表すところで決まる。塔の高さを 、塔の真下を とおくと、仰角 ・ がそれぞれ直角三角形の の式になる。未知数は の1つ、式は2つ。 を で表して1本の方程式にまとめれば解ける。

答えの分母に根号が残ったら、有理化まで行うこと。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) 測量の文章題は、図と記号で表せるかで決まる。

塔の高さを 、塔の真下を とおく。仰角 と がそれぞれ直角三角形の の式になる。未知数は の1つ、式は2つ。 を で表して1本の方程式にまとめれば解ける。答えの分母に根号が残ったら、有理化まで仕上げること。

30°45°TCBA20 mh
B 地点(仰角 45°)と A 地点(仰角 30°)

記号を設定する。 塔の真下の地点を 、塔の高さを ( は塔の先端)とする。、、 はこの順に一直線に並び、 だ。文章題はこの『おく』作業を紙に書いた時点で半分終わっている。

各地点の仰角を式にする。 仰角とは『水平線から見上げた角』。高さと水平距離を結ぶのは だ。地点 では仰角 なので、直角三角形 で

仰角 なら『高さ 水平距離』。この読みかえを覚えておくと図がずっと単純になる。地点 では仰角 なので、直角三角形 で

と、さっき求めた がここで合流する。

方程式を解く。 なので

を左辺に集めて

分母に根号が残っているので有理化する。分母・分子に を掛けて

まとめ:よって塔の高さは (約 )だ。7〜8階建てのビルほどの高さ。現実の量として不自然でないことも確かめておくと安心できる。

発展。 1地点の観測では「距離か高さのどちらか」が分からないが、2地点から測ると方程式が2本になり、両方が決まる。観測点を増やして未知数を確定させるこの考え方は、実際の測量や GPS の原理(複数の衛星からの距離で位置を決める)につながっている。

仰角が特別角でない場合は の値を数表や近似値でもらう。式の立て方自体はこの問題とまったく同じだ。

答

別解

の式を立てずに、「特別な直角三角形の辺の比」で読む方法もある。 の直角三角形は、底辺と高さが同じ()。だから 。 の直角三角形は、底辺が高さの 倍()。だから 。

2つの底辺の差が歩いた距離だ。

これを解いて 。やっている計算は本解と同じだが、「 なら同じ長さ、 なら 倍」という比の感覚で図が読めると、式を立てる前に答えの構造が見える。

ポイント

  • 仰角の問題は『高さ 』と『水平距離』を で結ぶ
  • の地点では水平距離 = 高さ、となり式が簡単になる
  • 型の有理化は を掛ける(和と差の積)

よくある間違い

  • とすべきところを としてしまう
  • と を取り違える
  • 有理化を忘れて のまま答える

問11sin の比から角を求める

★★ 標準正弦定理余弦定理辺の比

問題

において

が成り立つとき、 の大きさを求めよ。

ヒントを見る

『 の比』は、実は何の比と同じ? 正弦定理を思い出すと、辺は に比例している。だから の比をそのまま辺の比に読みかえてよい。あとは辺の比を文字で置いて、角を出す関係へ。

解答・解説

方針

『』。角の情報のようでいて、実は辺の情報だ。正弦定理 などから、辺の長さは に比例する。つまり の比はそのまま辺の比 と読みかえてよい。

読みかえてしまえば、、、 とおいて余弦定理に入れるだけ。比例定数 は約分で消えるので、恐れず持ちこんでよい。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) 「」。角の情報のようでいて、実は辺の情報だ。

正弦定理( など)から、辺の長さは に比例する。つまり の比はそのまま辺の比 と読みかえてよい。読みかえたら 、、 とおいて、余弦定理で を計算する。 は約分で消える。

60°BCA5k7k8k
sin A : sin B : sin C = 5 : 7 : 8 ⇔ a : b : c = 5 : 7 : 8
定理正弦定理 (辺は に比例)

sin の比を辺の比に読みかえる。 正弦定理より 、、。どの辺も の 倍なので

よって正の数 を使って 、、 とおける。『比しかわからないのに長さを文字でおいていいのか』と不安になるかもしれないが、比だけで決まる量(角)を聞かれているのだから、 は最後に消えるはず。そう見通しを立てて進む。

余弦定理で を求める。

(予告どおり が分母・分子に共通で現れ、約分されて消える。)

角を確定する。 で になるのは

まとめ: は 〜 で値から角が1つに決まる( とちがって候補が2つ出ない)。角を確定させたい場面で余弦定理が好まれる理由の1つだ。

発展。 「 の比=辺の比」は正弦定理の実用形として、比が絡む三角形の問題で何度も使う。逆向き(辺の比から の比)にも使える。

「比だけ与えられたら、 を付けて実体化するか、相似の代表を選ぶ」。この2つの見方は図形に限らず濃度や速さの比の問題でも同じように使える、比の扱いの基本だ。

答

別解

を書かずに、最初から「辺 の三角形」で計算してしまう考え方もある。

それが許される理由は相似だ。辺の比が の三角形は、大きさこそ様々だが、すべて相似で角は共通。角だけを聞かれているのだから、いちばん計算しやすい代表(辺がちょうど )を1つ選んで調べれば十分だ。

よって 。答案では を付けて書くのが丁寧だが、頭の中では「代表を1つ選ぶ」と考えてよい。比だけが与えられた図形の問題では、この「相似だから代表で調べる」と考えると、考える手間が減る。

ポイント

  • (正弦定理の比の形)
  • 比で与えられたら とおく。 は最後に消える
  • 辺の比 → 余弦定理で角、という2つの定理のリレーに慣れる

よくある間違い

  • の比を角の比()と誤解する
  • 余弦定理の分子で、求める角の対辺()を引くことを忘れる
  • 比例定数 の扱いに不安を覚えて手が止まる(相似なので は必ず約分で消える)

問12角の二等分線の長さ

★★ 標準角の二等分線面積

問題

において、、、 である。 の二等分線と辺 の交点を とするとき、線分 の長さを求めよ。

ヒントを見る

二等分線 の長さを、専用公式なしで出したい。点 は 上にある → 大きい三角形が小さい2つに分かれる。『全体=部分の和』を面積で書くと、 について何次の方程式になる? どの角を使うかがミソ。

解答・解説

方針

角の二等分線の長さ 。専用の公式を覚えていなくても、面積の関係から求められる。

点 が辺 上にあるので、 という『全体 部分の和』が成り立つ。3つの面積をすべて『2辺と間の角』の公式で書くと、どの式にも が入り、未知数 の1次方程式になる。2次にならないところがこの方法の利点だ。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) 角の二等分線の長さ 。専用の公式を覚えていなくても、面積の関係から求められる。

点 が辺 上にあるので、 という「全体=部分の和」が成り立つ。3つの面積をすべて「2辺と間の角」の公式で書くと、どの式にも が入り、未知数 の1次方程式になる。二等分だから角は ずつ、というのが決め手だ。

60°60°ABCD6412/5
∠A = 120° の二等分線 AD(BD : DC = 6 : 4)

は の二等分線なので

公式三角形の面積 ( 辺 、 とはさむ角 )

面積の関係を立てる。 点 は辺 上にあるので、大きい三角形は2つの小さい三角形にちょうど分かれる。

それぞれを面積公式で表す。狙いは3つの式すべてに頂点 まわりの角( か )を使うこと。そうすれば未知数は だけになる。

なので、値はすべて同じ 。計算が軽いのも、この解法の利点だ。

方程式を解く。

両辺を で割って

まとめ:『長さを直接測る道具がなければ、面積を経由して間接的に測る』。内接円の半径()と同じ発想が、ここでも働いている。

発展。 「全体=部分の和」で長さを取り出す面積の方法は、二等分線に限らず使える汎用の手だ。内接円の半径()も、三角形を3つに割った面積の和から来ている。

今回の面積の式を文字のまま整理すると、二等分線の長さの公式 が導ける。公式を暗記するより、この導き方を1度手を動かして通っておくほうが、忘れても復元できるぶん強い。

答

別解

座標を置いて、成分計算で押し切る方法もある(数学IIの先取りだが、使う道具は三平方だけだ)。 を原点、 を に置く。 だから、 は から 方向に距離 の点で

は 上にあり、角の二等分線の性質(数学Aで学ぶ )から 。内分の計算で

あとは原点からの距離で 。図形の性質を知っていれば座標で機械化できる、という見本だ。面積の方法と答えが一致することが、そのまま検算になる。

ポイント

  • 『全体 = 部分 + 部分』の面積の関係で、二等分線の長さが1次方程式で求まる
  • なので式がきれいにまとまる
  • この手法は角の二等分線の長さを求める最短ルートとして覚えておく

よくある間違い

  • を のまま使ってしまう(二等分して )
  • 面積の合計の式で、 と の辺の組み合わせを混同する
  • 面積の方法と二等分線の性質()を混ぜて、どちらつかずの式を立てる