物理基礎 / 運動の表し方

距離と速度から加速度と時間を求める

★★ 標準等加速度直線運動公式の使い分け

問題

一直線上を等加速度で進む物体が、ある点を速度 で通過し、そこから 進んだ点を速度 で通過した。

(1) 加速度を求めよ。

(2) この を進むのにかかった時間を求めよ。

ヒントを見る

(1)では時間がわからない。時間ぬきで速度と距離を結ぶ公式はどれか。(2)は(1)の結果を使えば一本道。

解答・解説

方針

(1)は時間が出てこないので v²−v₀²=2ax。(2)は加速度がわかった後なら v=v₀+at で時間が出る。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 与えられているのは「最初の速度・あとの速度・距離」。時間はない。時間が登場しないなら — 公式選びの原則どおりに進める。

① 加速度を求める。

② 時間を求める。

加速度がわかれば が使える。

tvO4.01216 m
速度が 4.0→12 m/s、面積(距離)16 m。まず加速度、次に時間の順で決まる

まとめ 3 公式は「その問題に登場する量」で選ぶ。(1)は 抜き、(2)は 抜き。1 問の中でも小問ごとに选び直すのがふつうだ。

(1) (2)

別解

平均の速度から時間を先に出すルート(得意な人向け)。 等加速度だから、この区間の平均の速度は

よって時間は 。加速度はそのあと

(2)→(1)の順で解く逆ルート。平均の速度は 2 乗の計算がいらないぶん、暗算でも進めやすい。

ポイント

  • 時間が出てこない→ v²−v₀²=2ax
  • 求めた量を使って残りの小問を解く(数珠つなぎ)
  • 平均の速度(v₀+v)/2 でも同じ答えに着く

よくある間違い

  • と書いてしまう( で結果が変わる)
  • を落とす
  • (2)で改めて の 2 次方程式を解いて時間をかける(v=v₀+at で十分)