物理基礎 / 運動の表し方

2つの条件から初速度と加速度を決める

★★ 標準等加速度直線運動連立

問題

一直線上を等加速度で進む物体が、動き出してから 間に 間に 進んだ。初速度 と加速度 を求めよ。

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わからない量が 2 つあるときは、条件を 2 本の式にして連立する。距離の式に t=2.0 と t=4.0 をそれぞれ入れてみよう。

解答・解説

方針

未知数が v₀ と a の 2 つ、条件も 2 つ。x=v₀t+½at² に 2 つの条件を入れて連立方程式を作る。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 未知数は つ。未知数が つなら、式も 用意すればよい。

条件はちょうど つ()。距離の公式に順に代入して連立する。数学の連立方程式が、物理でそのまま道具になる場面だ。

① 条件を 2 本の式にする。

に代入して

整理すると

② 連立を解く。

差をとって 、もどして

③ 検算する。

: 。合っている。

tvO2.04.0v016 m48 m まで
v-tグラフ。t=2 s までの面積 16 m、t=4 s までの面積 48 m という 2 条件から v₀ と a が決まる

まとめ 「未知数の個数=必要な式の本数」。物理の文章題では、この数合わせを最初に確認すると、どの公式を何回使うかの見通しが立つ。

別解

平均の速度で見抜くルート(得意な人向け)。 等加速度運動では、区間の平均の速度は区間の真ん中の時刻の瞬間の速度に等しい。

の平均は → これは の速度。

の平均は → これは の速度。

の間に速度が から へ増えたから 秒さかのぼって 。連立を解かずに 2 行で終わる、v-tグラフの直線性を使った技だ。

ポイント

  • 未知数 2 つ=条件式 2 本の連立
  • 解いたら必ずもとの条件で検算
  • 平均の速度=中央時刻の瞬間の速度(等加速度の性質)

よくある間違い

  • 間の を「 の距離」と読み違える(どちらも出発からの距離)
  • の計算で を忘れ、 本の式が同じものになってしまう
  • 連立を解いた後の検算を飛ばす(代入ミスはここで拾える)