物理基礎 / 運動の表し方
x-tグラフから v-tグラフへ
問題
図は、一直線上を動く物体の位置 と時刻 の関係である。物体は から まで進み、 から までその場に止まり、 から で出発点まで戻った。
(1) 各区間の速度を求めよ。
(2) から までの移動距離(道のり)と、平均の速さを求めよ。
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折れ線の傾きを区間ごとに読む。「戻る」区間の傾きの符号はどうなるか。道のりと変位の違いにも注意しよう。
解答・解説
方針
x-tグラフの各区間の傾きが速度。戻る区間は傾きが負になる。道のりは「進んだ量の合計」なので、行き 30 m と帰り 30 m を足す。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 x-tグラフの傾きが速度。折れ線なら区間ごとに傾きを読むだけだ。
もう 1 つの急所は、(2)の「道のり」。変位(位置の変化)ではなく、実際に動いた長さの合計を聞かれている。行って戻れば変位は でも、道のりは往復分ある。
① 各区間の傾きを読む。
- 〜: から へ。
- 〜: グラフが水平。(止まっている)
- 〜: から へ。(負=戻る向き)
② 道のりと平均の速さ。
行きに 、帰りに 動いたから
まとめ 「変位()」と「道のり()」、「平均の速度()」と「平均の速さ()」は別物。向きを込みで考えるのが速度・変位、大きさの合計が速さ・道のりと整理しておく。
答
(1) 〜: 、〜: 、〜: (2) 道のり 、平均の速さ
別解
v-tグラフに描き直すルート(得意な人向け)。 各区間の速度を求めたら、v-tグラフ(値 、、 の 3 段の水平線)に描き直してみる。
v-tグラフでは面積が移動距離。、、 で道のり が面積として見える。x-t と v-t を自由に行き来できるようになると、グラフ問題は得点源になる。
ポイント
- x-tグラフ: 区間ごとの傾き=速度(戻る区間は負)
- 水平区間=静止
- 道のりは大きさの合計、変位は正味の位置変化
よくある間違い
- 帰り区間の速度を正のまま とする(位置が減っているから負)
- 平均の速さを「変位 ÷ 時間」で とする(速さは道のりで計算する)
- 帰り区間の傾きを で計算する(その区間の変化量 ÷ その区間の時間)