物理基礎 / 運動の表し方

時間を含まない公式

★ 基礎等加速度直線運動公式

問題

初速度 、加速度 で一直線上を進む物体が、 進んだときの速度を求めよ。

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与えられているのは初速度・加速度・距離で、時間はどこにも出てこない。時間の入っていない公式が1つだけあったはず。

解答・解説

方針

時間 が与えられておらず、聞かれてもいない。時間を含まない公式 を選ぶと一度で解ける。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 3 公式の選び方は「登場しない文字はどれか」に注目するのが速い。この問題には時間 が登場しない(与えられても、聞かれてもいない)。

だから、時間を含まない公式を選ぶ。

公式等加速度直線運動 (時間 を含まない)

① 代入する。

② 平方根をとる。

物体は正の向きに進み続けているので

tvO6.010
v-tグラフの面積(台形)=進んだ距離 16 m。時間を消すと v²−v₀²=2ax になる

まとめ は、 から を消去して作った式。「時間が出てこない問題」で使うと計算が一気に短くなる。

発展 — 一歩先へ。 この式の両辺に を掛けると 。右辺は「力 × 距離」の形で、後の単元で学ぶ仕事と運動エネルギーの関係そのものになる。3 公式の中でこの式だけが、エネルギーの世界への入り口につながっている。

別解

時間をあえて求めるルート(公式を忘れたとき用)。 基本の 2 式だけでも解ける。 に代入して

つまり より

これを に入れて 。遠回りだが、基本 2 式さえあれば全部の問題が解けるという安心感は持っておきたい。

ポイント

  • 時間が登場しない問題では v²−v₀²=2ax
  • 平方根をとるときは進む向き(符号)を確認
  • 3 公式は基本 2 式から t を消去した関係にある

よくある間違い

  • のまま足してしまう(2 乗を忘れない)
  • から とする(2 で割るのではなく平方根をとる)
  • 問題に時間がないのに を選んで手が止まる(公式選びの段階で登場人物を確認する)