物理基礎 / 運動の表し方

x-tグラフの読み取り(等速直線運動)

★ 基礎等速直線運動x-tグラフ

問題

図は、まっすぐな道を進む台車の位置 と時刻 の関係を表すグラフである。

txO2.04.04080
位置 x [m] と時刻 t [s] の関係(x-tグラフ)

(1) この台車の速度は何 か。

(2) このままの運動を続けるとき、 での位置 を求めよ。

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x-tグラフの「傾き」は何を表すだろうか。グラフから、時刻と位置の組を1つ正確に読み取ってみよう。

解答・解説

方針

x-tグラフが直線なら、速度が一定の運動(等速直線運動)。直線の傾きが速度を表す。まず、読み取りやすい点(格子点)でグラフの値を読む。

解答

⓪ 発想 — どう考め始めるか…ではなく、グラフの種類をまず確認する。 縦軸が位置 、横軸が時刻 の x-tグラフだ。

x-tグラフが原点を通る直線なら、同じ時間で同じ距離ずつ進んでいる。つまり等速直線運動だ。そして直線の傾きが速度になる。

公式x-tグラフの傾き 速度 。等速直線運動では

① グラフから傾きを読む。

グラフより、 のとき 。よって

② 6.0 s での位置を求める。

速度が一定のまま続くので に代入する。

まとめ グラフ問題は「軸が何か」→「形(直線か曲線か)」→「傾き・面積が何を表すか」の順で読む。x-tグラフの傾きは速度。あとで学ぶ v-tグラフでは、傾きは加速度、面積は移動距離になる。混同しないように、毎回軸を確認しよう。

(1) (2)

別解

表にして規則を見つけるルート(苦手な人向け)。 グラフから ごとの位置を読み出すと、 と、 秒ごとに ずつ増えている。

秒あたり 」がまさに速度 。この調子で 秒後は 。グラフ→表→ことば、と翻訳すると意味がつかみやすい。

ポイント

  • x-tグラフの傾き=速度
  • 直線=等速直線運動、x=vt
  • グラフは格子点(読み取りやすい点)で値を読む

よくある間違い

  • x-tグラフと v-tグラフを混同する(このグラフの縦軸は位置。傾きが速度で、面積には意味がない)
  • 傾きを「見た目の角度」で判断する(軸の目盛りが違えば同じ 45° でも値は違う。必ず数値で割り算する)
  • (2)でグラフの範囲外だからと諦める(「このままの運動を続ける」とあるので式で外挿してよい)