物理基礎 / 波の性質と音

音の速さの測定(反射)

★★ 標準音速反射

問題

崖に向かって手をたたくと、 後にこだま(反射音)が返ってきた。崖までの距離を とする。

行き 170 m帰り 170 m往復 1.0 s
こだまは崖まで往復。往復 340 m を 1.0 s で進むので音速 340 m/s

この結果から、音の速さを求めよ。

ヒントを見る

こだまは、音が崖まで行って返ってくる(往復)。往復した距離を、かかった時間で割ると音速が出る。

解答・解説

方針

音は崖まで往復する。往復距離=2×170 m を、かかった時間 1.0 s で割ると音速。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 こだまは、音が崖まで行って跳ね返り、往復して戻ってくる。だから音が進んだ距離は片道でなく往復 だ。ここを片道と間違えないのが急所。

行き 170 m帰り 170 m往復 1.0 s
こだまは崖まで往復。往復 340 m を 1.0 s で進むので音速 340 m/s

① 往復距離。

② 音速。

まとめ こだま・やまびこ・魚群探知機(ソナー)は、みな「音の往復時間から距離を測る」仕組み。この問題は逆に、距離から音速を求めた。往復であることを見落とすと距離が半分になり音速も半分になるので、必ず 倍する。 は気温 前後の音速に一致する。

別解

片道の時間で考えるルート(苦手な人向け)。 崖まで片道 。往復 なら、片道はその半分の

だから音速は 。「往復距離 ÷ 往復時間」でも「片道距離 ÷ 片道時間」でも同じ。往復を意識すれば、どちらで計算してもよい。

ポイント

  • こだまは往復(距離を 2 倍する)
  • 音速=往復距離÷往復時間
  • ソナー・やまびこも往復時間で距離を測る

よくある間違い

  • 往復を忘れて片道 170 m で計算し、音速を半分にする
  • 往復距離を往復時間でなく片道時間で割る
  • 反射で音速が変わると思う(速さは変わらない)