物理基礎 / 波の性質と音

弦の3倍振動と振動数

★★ 標準弦の振動倍音

問題

両端を固定した長さ の弦がある。弦を伝わる波の速さは である。

弦の 3 倍振動。腹が 3 つ、波長は基本の 1/3、振動数は 3 倍

(1) 基本振動の振動数を求めよ。

(2) 腹が つの振動(3倍振動)の振動数を求めよ。

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基本振動 λ=2L から f₁=v/(2L)。n 倍振動の振動数は基本の n 倍になる。3 倍振動は f₁×3。

解答・解説

方針

基本振動は λ=2L。n 倍振動は λ=2L/n で振動数は基本の n 倍。f_n=n·v/(2L)。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 弦の振動数は「基本振動 → その整数倍」でできている。まず基本を出し、 倍振動はその 倍と考える。

弦の 3 倍振動。腹が 3 つ、波長は基本の 1/3、振動数は 3 倍

① 基本振動の振動数。

基本振動は

② 3 倍振動の振動数。

倍振動の振動数は基本の 倍。

まとめ 弦の振動数は ()。基本振動()を基準に、その整数倍の振動数だけが定常波として現れる。これが倍音で、楽器の音色を決める。 倍振動では腹が つ、波長は基本の 、振動数は 倍になる。

(1) (2)

別解

波長から直接出すルート(検算)。 倍振動は腹が つ=半波長が 個入るので

で出しても、波長 から出しても同じ。腹の数 → 波長 → 振動数、と順にたどっても届く。

ポイント

  • 弦: f_n=nv/(2L)=nf₁(倍音)
  • 基本振動を基準に整数倍の振動数だけ現れる
  • n 倍振動は腹 n 個、波長 2L/n

よくある間違い

  • 3 倍振動の振動数を基本の 1/3 とする(3 倍)
  • 波長と振動数の関係(反比例)を逆にする
  • 腹の数と波長の対応を誤る