物理基礎 / 波の性質と音

気温が変わると共鳴振動数はどうなるか

★★★ 応用気柱音速共鳴

問題

両端が開いた長さ の管がある。開口端補正は無視する。

開端(腹)開端(腹)波長 λ=2L は一定
開管の基本振動。波長は管の長さで一定。音速が上がると振動数だけ上がる

(1) 音の速さが のとき、この開管の基本振動の振動数を求めよ。

(2) 気温が上がって音の速さが になった。基本振動の振動数はどう変わるか。値を求めよ。

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波長は管の長さで決まる(λ=2L)ので音速が変わっても一定。振動数 f=v/λ は音速に比例する。気温が上がると音速が上がり、振動数はどうなる?

解答・解説

方針

開管の基本振動は λ=2L で、管の長さで決まり音速によらない。振動数 f=v/λ は音速に比例するので、音速が上がると振動数も上がる。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 気柱の共鳴で変わるもの・変わらないものを見分けるのが急所。波長は管の長さで決まる()ので、気温(音速)が変わっても一定。一方、振動数 は音速に比例する

開端(腹)開端(腹)波長 λ=2L は一定
開管の基本振動。波長は管の長さで一定。音速が上がると振動数だけ上がる

① 気温が低いとき()。

基本振動は

② 気温が上がったとき()。

波長は のまま(管の長さは変わらない)。音速だけ上がるので

振動数は 上がる

まとめ 気柱の波長は管の長さが決めるので音速によらず一定。振動数は音速に比例して変わる。だから気温が上がると管楽器の音は高くなる(冬に管楽器のピッチが下がるのはこのため)。「波長は形が、振動数は速さが決める」と役割を分けると、気温変化の影響が読める。

(1) (2) に上がる

別解

比で考えるルート(得意な人向け)。 波長が一定なら、振動数は音速に正比例する。音速が 倍になれば、振動数も同じ 倍。

。個別に計算しなくても「音速が上がった割合だけ振動数も上がる」で即答できる。波長が固定されているのがこの比例の前提だ。

ポイント

  • 気柱の波長は管の長さで決まる(音速によらず一定)
  • 振動数 f=v/λ は音速に比例
  • 気温が上がると管楽器の音は高くなる

よくある間違い

  • 音速が変わると波長も変わると思う(管の長さが決めるので一定)
  • 気温が上がると音が低くなると誤解する(高くなる)
  • 振動数と音速の関係(比例)を逆にする