物理基礎 / 波の性質と音

音さで弦を共振させる

★★★ 応用弦の振動共振波の基本式

問題

振動数 の音さに弦の一端をつなぎ、他端を固定して張力を調整すると、長さ の弦が腹 つの定常波(3倍振動)で共振した。

音さ固定
音さで共振する弦の 3 倍振動。弦の振動数は音さと同じ 250 Hz(λ=2L/3)

(1) この定常波の波長を求めよ。

(2) 弦を伝わる波の速さを求めよ。

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音さに共振する=弦も音さと同じ 250 Hz で振動する。3 倍振動の波長 λ=2L/3 を出し、v=fλ で速さを求める。

解答・解説

方針

音さに共振するので弦の振動数=音さの振動数 250 Hz。3 倍振動は λ=2L/3。速さは v=fλ。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 「音さに共振」がポイント。弦は音さと同じ振動数 で振動する(共振)。あとは 倍振動の波長を出して だ。

音さ固定
音さで共振する弦の 3 倍振動。弦の振動数は音さと同じ 250 Hz(λ=2L/3)

① 波長。

倍振動は

② 弦を伝わる波の速さ。

弦の振動数は音さと同じ だから

まとめ 共振では「振動を与える側(音さ)の振動数」で弦が揺れる。この振動数と、弦の定常波の条件(何倍振動か)が両方そろって波長が決まり、速さが逆算できる。弦の振動数は音さ由来、波長は弦の長さ由来、と出どころを分けて考えるのがコツ。張力を変えると波の速さ が変わり、共振する倍振動の種類が変わる。

(1) (2)

別解

周期から出すルート(検算)。 音さの周期は 倍振動の波長は

でも でも同じ。共振で振動数が音さに固定される、が押さえどころだ。

ポイント

  • 共振: 弦は音さと同じ振動数で振動
  • 振動数は音さ由来、波長は弦の長さ由来
  • 3 倍振動 λ=2L/3、v=fλ

よくある間違い

  • 弦の振動数を音さと別に求めようとする(共振で一致)
  • 3 倍振動で λ=2L としてしまう(λ=2L/3)
  • 弦を伝わる速さと空気中の音速を混同する