物理基礎 / 力と運動の法則
水に浮かぶ木片
問題
密度 、体積 の木片を水に入れると、一部を水面上に出して浮かんで静止した。水の密度を 、重力加速度の大きさを とする。
(1) 木片にはたらく浮力の大きさを求めよ。
(2) 木片の全体積のうち、水面下にある部分の割合を求めよ。
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浮かんで静止しているとき、浮力は何とつり合っているか。浮力の式 ρVg の V は「水面下の体積」であることに注意。
解答・解説
方針
浮かんで静止=浮力と重力のつり合い。浮力=重力から沈んでいる体積を逆算すると、割合=密度の比になる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 完全に沈んでいる場合と違い、浮かんでいるときは沈んでいる体積 が未知数になる。手がかりは「静止」— つまり浮力と重力のつり合いだ。
① 浮力の大きさ。
木片の質量は 。浮かんで静止しているから
② 沈んでいる割合。
浮力の式 から
全体積 に対して
まとめ 計算の結果をよく見ると、沈む割合 になっている。密度 倍の木は 沈む。氷(密度約 )が水面下に約 割隠れる「氷山の一角」も、この比の式そのものだ。
答
(1) (2)
別解
密度の比で即答するルート(得意な人向け)。 つり合いの式を文字で書くと
も体積の絶対値も消えて、沈む割合=密度の比が一般法則として出る。。(1)の数値計算より先にこの構造をつかめば、どんな数値でも一瞬で答えられる。
ポイント
- 浮かんで静止=浮力とちょうどつり合う(浮力=mg)
- ρVg の V は水面下の体積
- 沈む割合=物体の密度÷液体の密度
よくある間違い
- 浮力を全体積で計算して 9.8 N とする(浮かんでいるときは水面下の体積だけ)
- 浮力が重力より大きいから浮くと説明する(静止中はちょうどつり合っている)
- 割合を 40 %(水面上の分)と取り違える(聞かれているのは水面下)