物理基礎 / 力と運動の法則

フックの法則

★ 基礎弾性力フックの法則

問題

ばね定数 の軽いばねがある。

Fばね定数 25 N/m
壁につないだばねを力 F で引いて伸ばす

(1) このばねを自然の長さから 伸ばすのに必要な力の大きさを求めよ。

(2) このばねを の力で引くと、伸びは何 m になるか。

ヒントを見る

ばねの力は「自然の長さからどれだけ伸びた(縮んだ)か」に比例する。比例定数がばね定数だ。

解答・解説

方針

弾性力はフックの法則 F=kx。「自然の長さからの伸び x」に比例することを押さえて代入する。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 ばねの力は、自然の長さからの伸び(縮み) に比例する。これがフックの法則で、比例定数 がばね定数だ。

は「 伸ばすのに 必要」という意味。単位を読めば法則の中身がわかる。

公式フックの法則 (: ばね定数 N/m、: 自然の長さからの伸び)

① 力を求める。

② 伸びを求める。

まとめ 力が 倍なら伸びも 倍 — 比例のグラフ(原点を通る直線)をイメージしておく。ばねが「押し縮められた」ときも、縮み に比例した力で押し返す。向きはいつも自然の長さに戻ろうとする向きだ。

(1) (2)

別解

1 N あたりで考えるルート(苦手な人向け)。 伸びるのだから、 あたり 伸びる。

なら 。逆に 伸ばしたければ 。「 あたり量」に直せば、公式を移項する場面がなくなる。

ポイント

  • F=kx の x は自然の長さからの伸び・縮み
  • ばね定数の単位 N/m は「1 m あたり何 N か」
  • 弾性力の向きは自然の長さに戻る向き

よくある間違い

  • x にばね全体の長さを入れてしまう(入れるのは自然の長さからの変化分)
  • (2)で と掛けてしまう(F=kx を x について解くと割り算)
  • 単位を確認せず cm と m を混ぜる