数学A / 図形の性質
内角・外角の二等分線
問題
で 、、 とする。 の内角の二等分線が と交わる点を 、外角の二等分線が の延長と交わる点を とする。
線分 の長さを求めよ。
ヒントを見る
内角の二等分線は を に内分、外角の二等分線は同じ で外分する。 を 、 を とおいて、 と の位置を数で出してみよう。
解答・解説
方針
内角の二等分線は を に「内分」、外角の二等分線は同じ比で「外分」する。 と の位置を数直線上で求めて、その差をとる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 内角の二等分線は、向かいの辺を に内分する。外角の二等分線は、同じ比で外分する。
比はどちらも 。 は を に内分、 は に外分する点だ。
あとは と の位置を確定して、距離をとる。外分点は辺の外(今回は の先)に出ることを、図でも確認しておく。
定理角の二等分線:内角の二等分線は を に内分、外角の二等分線は同じ比に外分する
。数直線で 、 とおく。
内分点 : なので
外分点 : で は の外側。 とおくと 。
よって 。
差をとる:
発展 — 一歩先へ。 内角と外角の二等分線は、実は直交する()。内角の半分と外角の半分を足すと、ちょうど になるからだ。つまり 、 は「直角を見込む2点」で、 は を直径とする円の上に乗っている。
この円はアポロニウスの円と呼ばれ、「2定点からの距離の比が一定の点の軌跡」として数学IIの軌跡の単元で再登場する。
答
別解
内分・外分の扱いに不安があるなら、直線 に「数直線」を敷いてしまうのが確実だ。
を 、 を とする。
は の内分点だから、 から までを で分けて、座標 。
は の外分点。外分の公式で 。
数直線に乗せると、内分も外分も「座標の計算」という同じ土俵になり、 が ()のはるか先に出ることも数字で見える。図の直感と座標の計算、両方で確かめられれば盤石だ。
ポイント
- 内角の二等分線=内分、外角の二等分線=外分。どちらも比は 。
- 外分点は数直線で「線分の外側」に来る。式 で位置を出す。
よくある間違い
- 外分を内分と同じ向きで計算してしまう( は の外に出る)
- 比 を の順に取り違える
- を に分けるとき、 の長さの計算を誤る(数直線なら引き算1回で済む)