数学A / 図形の性質

弧の比と円に内接する四角形の内角

★★★★ 難関円周角内接四角形

問題

円周上に がこの順にあり、弧 の長さの比が である。四角形 つの内角の大きさを求めよ。

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円周全体は 等分。ある頂点の内角は、その頂点を含まない側の弧に対する円周角(= その弧の中心角の半分)。どの弧を見込むかを丁寧に。

解答・解説

方針

円周角は、それが見込む弧(の中心角)の半分。円全体は 等分だから 目盛り 。頂点の内角は、その頂点から見て向かい側の弧に対する円周角として求める。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 弧の比が与えられている。円周角は「見込む弧(の中心角)の半分」だから、まず弧を角度に直す。

円全体 等分するので、 目盛り 。弧 の中心角は

四角形の頂点の内角は、その頂点から向かい側を見込む円周角。たとえば は、 を含まない弧 に対する円周角で、弧 の中心角の半分。順に計算する。

定理円周角の定理 — 円周角は、それが見込む弧に対する中心角の半分

目盛りの角。 円周 で割ると、弧 あたりの中心角は

ABCD
弧 AB:BC:CD:DA=1:2:3:4(1目盛り36°)の内接四角形。内角は 90°,126°,90°,54°

② 各内角を弧に翻訳する。 頂点の内角は、その頂点を含まない側の弧に対する円周角(=中心角の半分)。

  • :弧 (= 目盛り)を見込む。中心角 、円周角はその半分で
  • :弧 (= 目盛り)。、半分で
  • :弧 (= 目盛り)。半分で
  • :弧 (= 目盛り)。、半分で

③ 検算。 向かい合う内角の和は 。円に内接する四角形の性質(対角の和 )と合う。

まとめ:弧の比の問題は「 を比で割って 目盛りの角」から。内角は「その頂点を含まない側の弧に対する円周角」に翻訳し、中心角の半分をとる。対角の和が になることが検算に使える。

発展 — 一歩先へ。 「円に内接する四角形 向かい合う内角の和 」は、円周角の定理の応用。逆に、この和が でない四角形は円に内接しない。トレミーの定理(対角線の積 対辺の積の和)も内接四角形の性質で、内接性の判定と辺・対角線の関係を結ぶ。弧の比から角がすべて決まるのは、円周角が弧で決まるからだ。

別解

別解 — 内接四角形の「向かい合う内角の和 」で検算しながら(苦手な人にも確実なルート)。 円に内接する四角形の重要な性質: 向かい合う内角の和は 。これを軸に、 つの角を出して残りを補う。

目盛り 。まず は、弧 (頂点 を含まない側)に立つ円周角。この弧は 目盛り、中心角 。円周角はその半分で

同様に は弧 目盛りの半分 は弧 の半分 は弧 の半分

検算: 。両方 で内接四角形の性質を満たす。「向かい合う角の和 」を使えば、 つの角を計算して残り つを引き算で出せ、ミスも見つかる。

ポイント

  • 目盛り
  • 内角 = 向かい側の弧の中心角の半分( など)。対角の和 で検算。

よくある間違い

  • 円周角と中心角の関係を逆にする(円周角は中心角の半分)。
  • 頂点の内角が見込む弧を取り違える( を含まない弧 の一部 )。
  • 内接四角形の「向かい合う内角の和 」で検算しない。