数学A / 図形の性質

内接円と外接円の半径

★★★ 応用内接円外接円面積

問題

とする。

ABC556
二等辺三角形の内接円(r)と外接円(R)

(1) 面積 を求めよ。

(2) 内接円の半径 を求めよ。

(3) 外接円の半径 を求めよ。

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(1) 二等辺なので、頂点から に下ろした高さで面積が出る。(2)(3) 面積 を使う公式 に、求めた を入れる。 は周の半分。

解答・解説

方針

面積は二等辺なので高さを出せばよい。内接円は ( は周の半分)、外接円は という、面積を橋わたしにした公式でつなぐ。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 内接円・外接円の半径は、どちらも面積を橋渡しにして出せる。内接円は 、外接円は という関係だ。

まず面積 を出す。それを介して を釣り上げる。

この共通ルートを見抜けば、 つの半径が同じ から芋づる式に出る。

公式面積と半径:( は周の半分)、

(1) 二等辺三角形なので、頂点 から の中点に下ろした線が高さになる。 の半分は だから、高さは

(2) 周の半分は に入れて

(3) を入れる。

発展 — 一歩先へ。 は、内接円と外接円をどちらも面積で結ぶ。この つを組み合わせると、外心 と内心 の距離について (オイラーの定理)が導ける。

ここから (オイラーの不等式)が従う。等号は正三角形のときだけだ。本問では で、 をわずかに超える。 となり、外心と内心は だけ離れている。

(1) (2) (3)

別解

別解 — 三角比でまとめて出す(得意な人向けの視点)。 頂角 の余弦を余弦定理で求める。

面積は 辺と間の角から。

外接円は正弦定理から。 より

内接円は、頂点 からの接線の長さ と半角の関係を使う。接点・・内心が作る直角三角形から で、 だから

面積の橋渡し公式を経由せず、三角比だけで本解と同じ に着く。

ポイント

  • 面積を先に出すと、 も面積の公式一発で出る。
  • は周の半分。 の分子は3辺の積。

よくある間違い

  • を「周の長さ」そのものとする(正しくは周の半分 )。
  • 外接円の公式 の分子を 辺の積などと取りちがえる(分子は 辺の積 )。
  • 二等辺の頂点から下ろす足が の中点になることを使わず、高さの直角三角形の底辺を のまま誤る。