数学A / 確率
独立な試行の複合(的当て)
問題
A は的に当てる確率が 、B は である。A, B が的に向かって1回ずつ矢を射る。
(1) 2人とも当てる確率を求めよ。
(2) 少なくとも1人が当てる確率を求めよ。
(3) ちょうど1人だけが当てる確率を求めよ。
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、 の当たり・外れの確率を整理。(2)『少なくとも一方』は反対の『両方外れ』を から。(3)『ちょうど一方』は当たる人で場合分けして足す。
解答・解説
方針
AとBの命中は独立なので、確率をかけて組み合わせる。まず当たり・はずれの確率を、各人について整理しておこう。
(1)はかけ算。(2)は反対の『2人ともはずれ』を使う。(3)は『A当B外』と『A外B当』の2つを足す。問いごとに使う道具を切りかえる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 A と B の命中は独立だ。だから確率をかけて組み合わせられる。
まず各人の当たり・はずれの確率を整理する。A は当たり ・はずれ 、B は ずつ。
(1)はかけ算。(2)は反対の「2人ともはずれ」を使う。(3)は「A 当・B 外」と「A 外・B 当」の2つを足す。問いごとに道具を切りかえる。
A は当たり ・はずれ 、B は当たり ・はずれ 。2人の命中は独立だ。
(1) 2人とも当てるのは、かけ算で
(2) 『少なくとも1人当てる』の反対は『2人ともはずれる』。
(3) ちょうど1人だけ当てるのは、『Aが当ててBがはずす』と『AがはずしてBが当てる』の2つ(同時には起きない)。
(確かめ: 『2人とも当てる』 +『ちょうど1人』 +『2人ともはずれ』 になり、これで全部の場合を数えた。)『少なくとも1人』は『ちょうど1人 + 2人とも』でもあり、 と(2)に合う。
発展 — 一歩先へ。 「少なくとも一方」を足し算で処理したいなら、重なりを引く を使う( で一致)。集合の個数定理と同じ形だ。
表のマスが「行の確率 × 列の確率」になっている状態こそが独立の定義である。独立でない2事象なら、マスの値が積からずれる。そのずれを測るのが条件付き確率だ。
(1) (2) (3)
別解
結果は4通りしかない。最初に「4分割の表」を作ってしまうと、3つの問い全部が表の読み取りになる。
| B 当たり | B はずれ | |
|---|---|---|
| A 当たり | ||
| A はずれ |
各マスは行と列の確率の積(独立だから掛けてよい)。4マスの合計が になることが、まず検算になる。
- (1) 左上のマス:
- (2) 右下(2人はずれ)以外:
- (3) 右上+左下:
「独立な2つの試行=縦横の表」という絵は、条件付き確率や独立性の判定でもそのまま使える基本装備だ。
ポイント
- 独立な命中は、確率をかけて組み合わせる
- 『少なくとも1人』は反対の『全員はずれ』が速い
- 『ちょうど1人』は当・外の組合せを、同時に起きない形で足す
よくある間違い
- (2)を と単純に足して1を超える
- (3)で「A 当 B 外」か「A 外 B 当」の一方を忘れる
- 4つの場合の確率の合計が1になるかの検算をしない