数学A / 確率
ちょうど何回目に条件が達成されるか
問題
1個のサイコロを繰り返し投げる。3回目に、ちょうど2度目の6の目が出る確率を求めよ。
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『3回目に2度目の6』=『最初の2回でちょうど1回6、かつ3回目が6』。前半(反復試行で1回)と、最後の1回(必ず6)を分けてかける。
解答・解説
方針
『ちょうど◯回目に△度目の成功』というタイプは、条件を『最後の1回』と『それより前』に分けて考える。
3回目に2度目の6が出るには、(i)最初の2回でちょうど1回だけ6が出て、(ii)3回目が6、の両方が必要だ。
(i)を反復試行で、(ii)を単独の確率で計算して、かけ合わせる。3回目は必ず6と決まっている点に注意。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 「ちょうど◯回目に△度目の成功」というタイプは、条件を「最後の1回」と「それより前」に分けて考える。
3回目に2度目の6が出るには、2つのことが同時に要る。(i)最初の2回でちょうど1回だけ6が出る。(ii)3回目が6。
(i)は反復試行、(ii)は単独の確率。連続して起こる条件だから、かけ合わせる。3回目は「6と確定」していて選ぶ余地がない点が急所だ。
3回目に『2度目の6』が出るには、次の2つが同時に起こる。
- 最初の2回で、ちょうど1回だけ6が出る(まだ2度目ではない)
- 3回目に6が出る(これが2度目)
最初の2回でちょうど1回6: 反復試行の公式で
3回目が6: 確率 。
この2つは続けて起こるので、かけ合わせて
ポイントは、最後の回(3回目)を『必ず6』と切り離すこと。もし3回目に のような数をかけると、6が出る場所を数え過ぎてしまう。数がつくのは『最初の2回のどこで1回目の6が出るか』の だけで、3回目の場所は決まっている。
発展 — 一歩先へ。 「最後の1回を固定して、手前を反復試行で数える」構図は、「初めて成功するまでの回数」「 度目の成功が 回目に来る確率」へと一般化される。どれも最後の1回だけが特別扱い、という同じ設計だ。
サイコロを振り続けて「2度目の6が出るまでの回数の平均」を問う期待値の問題も、この構図の延長線上にある。
別解
3回しかないので、あてはまる「列」を書き出してしまう手もある。
6を「六」、6以外を「他」と書くと、3回目にちょうど2度目の6が出る列は
- 六・他・六
- 他・六・六
の2パターンだけだ(六・六・六は3回目が「3度目」になるので不可)。
それぞれの確率は で共通。2パターン足して 。
公式ルートの は、この「六の置き場所2通り」を数えていたのだと分かる。回数が少ないうちは書き出しが確実で、公式の意味の確認にもなる。
ポイント
- 『ちょうど◯回目に△度目』は「最後の1回」と「それより前」に分ける
- それより前は反復試行、最後の1回は単独の確率で、かけ合わせる
- 最後の回は場所が決まっているので、余分な数をかけない
よくある間違い
- 3回全体に をかけ、6の出る場所を数え過ぎる(3回目は6と確定していて動かせない)
- 「2度目の6」を「2回6が出る」と混同し、順番の条件を落とす
- (i)と(ii)を足してしまう(連続して成り立つ条件はかけ算)