数学A / 確率

出た目の種類の数

★★★★ 難関数え上げ重複の処理

問題

個のさいころを 回投げる。

(1) 出た目がすべて同じ( 種類)である確率を求めよ。

(2) 出た目がちょうど 種類である確率を求めよ。

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まず『どの 種類か』を選び、次に 回の出目をその 種類に割り振る。割り振りから引くべき『実は 種類だった』場合を忘れると過大になる。

解答・解説

方針

全体は 通り。(2)は「どの2種類を使うか」を先に選び、4回の出目をその2種類に割り振る。ただし割り振り 通りの中には「実は1種類しか使っていない」場合が混ざるので、それを引いてから種類の選び方を掛ける。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 全体は 通り。「出た目の種類の数」で場合分けする。

(1) 種類(すべて同じ)は、その目が 通り。確率

(2) ちょうど 種類が急所。まず「どの 種類を使うか」を選ぶ( 通り)。次に 回の出目をその 種類に割り振る( 通り)。ただし割り振りの中には「実は 種類しか使っていない」( 通り)が混ざるので、それを引く。 を全体で割る。

① 全体を確認する。 回の出目の列は 通りで、どれも等確率。

② (1) 種類だけ。 どの目でそろえるかの 通りしかない。

③ (2) ちょうど 種類 — 「選んでから割り振り、はみ出しを引く」。 使う 種類の選び方は 通り。選んだ 種類(たとえば )への 回の割り振りは 通りだが、このうち「全部 」「全部 」の 通りは実際には 種類しか使っておらず、「ちょうど 種類」にならない。よって 組あたり 通り。

なぜ先に 種類を固定するかというと、「ちょうど」の条件を(全部で 通りという)小さい世界の中で処理できるからだ。

まとめ:「ちょうど 種類」は、種類の選択 → 割り振り → 種類が減ってしまう場合の除外、の 段で数える。 種類なら引くのは 通りだけだが、 種類になると包除原理()が必要になる — その入り口にあたる問題である。

発展 — 一歩先へ。 回投げてちょうど 種類」は、 種類への全射の数 (包除)で数え、それに種類の選び方 を掛ける。 はその最小例。第 種スターリング数 を使えば、 種類・ 種類でも同じ枠組みで一気に求まる。

(1) (2)

別解

別解 — 全射の数(スターリング数)で捉える(得意な人向けの視点)。 回の出目がちょうど 種類」は、「 回を 種類の目に“余りなく”割り振る」= 回目から 種類への全射の数で数える。

種類 への全射(両方を必ず使う割り振り)の数は、全 通りから「 だけ」「 だけ」の 通りを引いて 通り。

どの 種類の目を使うかは 通り。掛けて

「割り振りから 種類の場合を引く」本解と同じ だが、これは全射の数(第 種スターリング数 倍)。「 回を 種類にちょうど使う」は で数えられ、 種類・ 種類でも同じ枠組みで求まる。

ポイント

  • ちょうど 種類
  • 「全部同じ」 通りの除外を種類選択の前でなく後に行う(順序を守る)。

よくある間違い

  • (2) で 種類の選び方 を掛け忘れる、または割り振り から 種類の 通りを引き忘れる。
  • (両方が同じ目= 種類になる場合)を落とす。
  • 「ちょうど 種類」を「 種類以下」と混同する。