数学A / 場合の数
組分け(区別のある組・ない組)
問題
6人を2人ずつ3つの組に分ける。
(1) A, B, C と区別された3つの組に分ける方法は何通りか。
(2) 単に3つの組に分ける(組に区別はない)方法は何通りか。
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(1)区別のある組は、順に選んでいくだけ。(2)区別のない組は、(1)で同じ分け方を『組の並べ替えぶん』だけ重複して数えている — その分で割る。同じ人数の組がいくつあるかがカギ。
解答・解説
方針
組分けでいちばん大事なのは「組に区別があるか」だ。
区別がある(A・B・Cと名前がついている)なら、順に選んでいけばよい。
区別がない(ただ3つに分けるだけ)なら、同じ人数の組どうしを入れ替えても同じ分け方になるので、そのぶんを割る。
まず区別ありで数え、そのあと同じ大きさの組の並べ替え()で割って区別なしにする、という順で考えると間違えにくい。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 組分けでいちばん大事なのは「組に区別があるか」だ。
区別がある(A・B・C と名前がついている)なら、順に選んでいけばよい。
区別がない(ただ3つに分けるだけ)なら、同じ人数の組どうしを入れ替えても同じ分け方になる。まず区別ありで数え、同じ大きさの組の並べ替え()で割って区別を消す。この順で考えると間違えにくい。
(1) 名前のついた組 A, B, C に、順に人を選んで入れる。A に入る2人を6人から選び 、B に入る2人を残り4人から選び 、C は残り2人で 。続けて選ぶのでかけ算して
(2) 組に区別がない場合を考える。(1)で数えた90通りでは、たとえば「 を A・ を B・ を C」と「 を A・ を B・ を C」を別々に数えている。でも組に名前がなければ、これらは同じ「3つのペアへの分け方」だ。
2人組が3つあり、その並べ替え 通りが全部同じ分け方を表すので、6で割る。
まとめ:割るのは「同じ大きさの組」の個数の階乗だ。もし組の人数がすべて違えば、入れ替えても区別がつくので割る必要はない。ここに注意しよう。
発展 — 一歩先へ。 割り算ルート(区別あり ÷ 入れ替え)と相方ルート(直接構成)の一致は、 という等式の2つの読み方だ。人数の違う組(3人・2人・1人)で割ってはいけない理由も、相方ルートで数えてみれば「そもそも入れ替えの対称性がない」と体で分かる。
人を2人ずつ 組に分ける一般形は 。トーナメントの組合せなどで顔を出す形だ。
(1) 90通り (2) 15通り
別解
(2)は割り算を使わず、「相方さがし」で直接数えることもできる。
6人の中で、いちばん若い人(誰でもよいが、基準を1人決める)に注目する。この人の相方の選び方は、残り5人から1人で 通り。
1組できたら、残り4人の中でまた基準を1人決める。相方は残り3人から 通り。
最後の2人は自動的にペアになる。 通り。
割り算なしで、区別のない分け方が直接出た。基準の人は「選ぶ」のではなく「決まっている」(残りの中の特定の1人)から、ダブりが生まれない仕組みだ。
さらに、(1)は 通りの分け方それぞれに組の名前の付け方 を掛けて 通り、と逆向きにも確かめられる。
ポイント
- 区別のある組分けは、順に をかける
- 区別のない組分けは、同じ大きさの組の個数の階乗で割る
- 組の大きさがすべて違うときは割らない(入れ替えても区別できる)
よくある間違い
- (2)で で割り忘れ、区別ありの をそのまま答える
- 組の人数が違う場合(例: 3人・2人・1人)まで機械的に で割ってしまう(入れ替えて同じになるのは同じ人数の組だけ)
- 相方さがしルートで、基準の1人の相方を6通りから選んでしまう(基準自身を除いた5通り)