数学A / 場合の数
同じ文字を含む語の並べ替え
問題
「TOMATO」の6文字をすべて1列に並べる。
(1) 並べ方は全部で何通りか。
(2) 両端がともに O である並べ方は何通りか。
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が2個、 が2個あるのがポイント。(1)は全体を、同じ文字の重複で割る。(2)は両端に を固定して、残り4文字の並べ方を数える(残りにも同じ文字がないか確認)。
解答・解説
方針
TOMATO には同じ文字が混じっている。T が2個、O が2個、M と A が1個ずつだ。
だから、同じものを含む順列として、同じ文字の分で割る。
(2)のように「両端を◯にする」条件がついたら、まず両端を先に埋めてしまい、残りの文字だけで同じ計算をやり直す。これが条件つきの並べ替えのコツだ。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 TOMATO には同じ文字が混じっている。T が2個、O が2個、M と A が1個ずつだ。
同じ文字どうしは入れ替えても見た目が変わらない。だから では数えすぎで、同じ文字の並べ替えの分( と )で割る。
(2)のように「両端は O」と条件がついたら、まず両端を先に埋めてしまう。残り4文字だけの世界で、同じ計算をやり直せばよい。
TOMATO の文字を数えると、T が2個、O が2個、M が1個、A が1個ある。
(1) 6文字のうち、T どうし・O どうしは入れ替えても同じ並びになる。だからそのダブりで割る。
(2) 両端をともに O にすると決めると、2個ある O は両端で使い切る。残るのは、真ん中の4か所に並べる T, T, M, A だ。この4文字は T が2個なので
まとめ:両端の O は同じ文字なので、左端と右端を入れ替えても同じ。だから2倍する必要はない。条件つきの並べ替えは、「決まっている部分を先に埋めて、残りで同じものを含む順列をやり直す」と手順が決まる。
発展 — 一歩先へ。 別解の「場所選びの積」の形は、次の最短経路の問題とぴったり同じだ。右4回・上3回の道順は「7手のうち右の3か所を選ぶ」で数える。文字の並べ替えと道順が、同じ1つの式で書ける。
道具は「同じものを含む順列=場所選びの組合せの積」という1本。見た目の違う問題たちの共通構造を見抜けると、この単元の景色が一気に整理される。
(1) 180通り (2) 12通り
別解
割り算を使わず、「場所を選ぶ」掛け算だけで数える方法もある。
6つの置き場所を用意して、文字の種類ごとに場所を選んでいく。
- T の置き場所: 6か所から2か所を選ぶ。 通り
- O の置き場所: 残り4か所から2か所。 通り
- M と A: 残り2か所に並べる。 通り
割り算ルートと同じ答えになる。同じ文字は「区別せず場所だけ選ぶ」から、最初からダブりが生まれない仕組みだ。
「 を割って直す」か「場所選びでダブりを作らない」か。2つの道の一致は、同じもの順列の公式の意味そのものである。
ポイント
- 同じものを含む順列
- 端や特定の位置の条件は、そこを先に埋めてから残りを数える
- 同じ文字を決まった位置に置くとき、その文字どうしの入れ替えは数えない
よくある間違い
- (1)で T か O の一方しか割らず とする
- (2)で両端の O を区別して2倍してしまう
- (2)で残り4文字 T, T, M, A の中の T の重複を割り忘れて とする