数学A / 場合の数

円周上の点を結ぶ弦の交点の個数

★★★★ 難関組合せ図形の個数

問題

円周上に異なる 個の点がある。これらの点のうち 点を結ぶ線分(弦)をすべて引くとき、円の内部にできる交点は最大で何個か。ただし、どの 本の弦も円の内部の同じ点では交わらないものとする。

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円の内部の交点 つは、 本の弦が交わってできる。その 本の弦の端点は円周上の 点。逆に 点を選ぶと、内部で交わる弦の組はちょうど 通り。交点と 点の対応を考える。

解答・解説

方針

円の内部の交点 つは、それを作る 本の弦、すなわち 個の端点(円周上の 点)とちょうど に対応する。したがって交点の個数は「 点から 点を選ぶ」組合せに等しい。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 弦の交点を つずつ数えるのは無理。交点と何かを に対応させる。

円の内部の交点 つは、それを作る 本の弦で決まる。その 本の弦の端点は、円周上の 点。逆に、円周上の 点を選ぶと、それらを頂点とする凸四角形の対角線がちょうど 点で交わる。

だから「交点」と「円周上の 点の組」がぴったり 。交点の個数 点から 点を選ぶ」

重要円の内部の交点 つ ⟷ 円周上の 点 が に対応(選んだ 点の四角形の対角線が交点を作る)

① 対応を確認する。 円周上の 点を選ぶと、それらを頂点とする四角形ができ、その 本の対角線が円の内部でちょうど 点で交わる。逆に、内部の交点はどれも 本の弦の交わりで、 個の端点を持つ。

交点
円周上の4点を選ぶと、四角形の2本の対角線が内部で1点で交わる。交点と4点の組が1対1

② 組合せで数える。 どの 本の弦も同じ点で交わらないので、交点はすべて別々。よって交点の個数は「 点から 点を選ぶ」組合せに等しい:

まとめ:交点を「 点の選び方」に翻訳するのがこの問題の核心。ごちゃごちゃした弦の交わりを直接数えず、 対応で という組合せに帰着させる。「どの 弦も 点で交わらない」の条件は、交点がダブらない(=最大になる)ことを保証している。

発展 — 一歩先へ。 円周上 点の弦の交点数は (一般の位置で)。同じ 点で、弦が円を分ける領域の数は (オイラーの公式から)。 点から 交点、という対応が、これらの数え上げの共通の核。組合せ論では「何と何が に対応するか」を見抜くのが最強の武器だ。

別解

別解 — 対角線の交点として凸多角形で数える(視覚で納得するルート)。 円周上の 点を頂点とする凸 角形を考える。弦はすべて、この 角形の辺または対角線だ。内部の交点は「対角線どうしの交点」に他ならない。

凸多角形で「 本の対角線が内部で交わる」「その つの端点が凸四角形をなす」。逆に、任意の 頂点を選ぶと、それらを頂点とする凸四角形の 本の対角線がちょうど 点で交わる。

だから交点と「 頂点の組」が

弦の交点を弦のペアで数える本解と同じだが、「凸四角形の対角線交点」と読むと、 点を選べば交点が つ確定する対応が図で見える。「どの 本の弦も 点で交わらない」という条件は、この 対応を保証するためのもの( 本が 点で交わると 個の交点が 個に潰れてしまう)。

ポイント

  • 内部の交点 ⟷ 点の組 が
  • 交点数

よくある間違い

  • 交点を弦のペア(全 本の弦から 本選ぶ組)で数え、平行や 点集中を考えず過大にする(交点 点の組)。
  • でなく (弦の本数)を交点数とする。
  • 「どの 本も 点で交わらない」条件の意味( 対応の保証)を無視する。