数学A / 場合の数
立方体の6面を6色で塗り分ける
問題
立方体の つの面を、異なる 色すべてを使って塗り分ける。回転して一致する塗り方は同じとみなすとき、塗り方は何通りあるか。
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回転で重複するので、 をそのまま数えてはいけない。基準の色を つ「上」に固定して回転を封じ、残りをどう並べるか(側面は円順列になる)を考える。
解答・解説
方針
回転を考えなければ 通り。ある 色(たとえば上面の色)を固定して回転の重複を除く方法で数える:底面の色を上に固定 → 側面 色は円順列 。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 回転を考えなければ 面に 色で 通り。だが立方体は回転で重なるものを同一視するので、重複を除く。
回転の重複を除くうまい方法は「 つの面を固定する」。たとえば「ある色(赤)を上面に固定」と決めると、回転の自由度が減る。
赤を上に固定したら、底面の色は残り 通り。側面 色は、上下軸まわりの回転(円順列)で 通り。。
① 上面の色を固定する。 ある特定の色(赤とする)を上面に来るように回転で合わせる。どの塗り方も回転すれば赤を上にできるので、これで上下方向の重複が消える。
② 底面の色を選ぶ。 残り 色から底面の色を選ぶ: 通り。
③ 側面 色を並べる。 残り 色を つの側面に配置する。上下を軸にして回すとぐるぐる回るので、これは円順列: 通り。
④ 積をとる。
(確かめ:回転の重複を考えない を、立方体の回転の総数 で割っても 。)
まとめ:回転で同一視する塗り分けは「基準を固定して重複を封じる」。上面を固定すると側面が円順列になり、。全体を回転数 で割る方法(すべての色が異なるので割り切れる)でも同じ答えになる。
発展 — 一歩先へ。 立方体の面の塗り分けは、回転群(位数 )による対称性の数え上げ。色に重複があると、バーンサイドの補題(各回転で不変な塗り方を平均する)が本領を発揮する。たとえば 色で塗る場合は 通り、 色なら…と、群論が「見た目の対称性」を数える道具になる。
通り
別解
別解 — バーンサイドの補題で回転群 で割る(得意な人向けの高い視点)。 立方体の回転は全部で 通り(面を上にする選び × その面の回転 )。異なる 色で全面を塗るとき、回転で不変な塗り方は「恒等回転」以外にない(どの回転も少なくとも 面を入れ替えるが、 色すべて異なるので入れ替わると別物)。
バーンサイドの補題「異なる塗り方の数 」を使う。不変なのは恒等回転のときの 通りだけ、他の 個の回転では 。
面固定で数える本解と同じ だが、バーンサイドは「回転で不変なものを数えて群の位数で割る」一般公式。色に重複がある場合(たとえば 面を 色で)には、各回転の寄与が でなくなり、本解の固定法より systematic に数えられる。
ポイント
- 赤を上面に固定 → 上下回転の重複が消える。
- 底面 通り × 側面の円順列 = 。
よくある間違い
- 回転の重複を除かず をそのまま答える(立方体の回転 で割る、または 面固定)。
- 側面 色を とする(上下軸まわりの回転で円順列 )。
- 底面の色の選び方( 通り)を忘れる。