物理 / 運動量と力積

くり返すバウンドの高さ

★★ 標準反発係数落体

問題

ボールを高さ から静かに落とす。床との反発係数を とする。(1) 床に着く直前の速さ (2) 1 回目のバウンドで上がる高さ (3) 2 回目のバウンドで上がる高さ をそれぞれ求めよ。重力加速度の大きさを とする。

4.9 mh₁h₂
バウンドごとに高さは e²=0.25 倍(図の高さは比率どおり)
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b12 の「高さは e² 倍」をくり返し使う。1 回目で e² 倍、2 回目でさらに e² 倍。等比数列の形が見えてくる。

解答・解説

方針

v=√(2gh)=9.8 m/s。高さは 1 バウンドごとに e²=0.25 倍になるので、4.9→1.225→0.306 m。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 バウンドのたびに速さは 倍、高さは 倍(b12)。これがくり返されるから、高さは公比 の等比数列で減っていく。

① 着地直前の速さ。

② 1 回目の高さ。 倍で

③ 2 回目の高さ。 さらに 倍で

まとめ 回目の高さは では 1 バウンドごとに高さが になり、急速に弾まなくなる。この等比構造は、全バウンドの合計時間(a06)や合計距離を無限等比級数で求める応用につながる。

(1) (2) () (3) 約 ()

別解

速さの系列で追うルート。 着地速さの列は ( 倍ずつ)。それぞれの上がる高さは

「速さで 倍」と「高さで 倍」を行き来できると、どちらを問われても即応できる。

ポイント

  • 高さは公比 e² の等比数列
  • hₙ=e²ⁿh
  • 速さの列は公比 e

よくある間違い

  • 2 回目を e² 倍でなく e³ 倍などにする
  • 1 回目の高さから 2 回目を引き算で出そうとする
  • √96.04 を電卓なしで諦める(9.8²=96.04 に気づく)