物理 / 運動量と力積

反発係数とはね返る高さ

★ 基礎反発係数落体

問題

ボールを高さ から静かに落としたところ、床ではね返って高さ まで上がった。床との反発係数を とするとき、 を求めよ。重力加速度の大きさを とする。

1.25 mh'=?
1.25 m から落とし、e=0.80 ではね返る。どこまで上がるか
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高さと速さの関係(v=√(2gh))を思い出そう。はね返りで速さが e 倍になると、上がれる高さは何倍になるか。2 乗の関係が鍵になる。

解答・解説

方針

速さは e 倍、高さは速さの 2 乗に比例するので h'=e²h。0.64×1.25=0.80 m。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 落下・上昇と衝突を分けて考える。床に着く直前の速さを とすると、はね返り直後は 。上がれる高さは速さの 2 乗に比例する()から、高さは 倍になるはずだ。

① 式で確かめる。 落下: 。はね返り直後: 。上がる高さ:

公式はね返る高さ

② 代入する。

まとめ 「速さは 倍、高さ(とエネルギー)は 倍」。逆に、落とした高さとはね返った高さを測れば で反発係数が実測できる(s09)。ボールの弾み具合の試験は、実際この方法で行われている。

別解

数値で刻んで確かめるルート。 落下: 。はね返り直後: 。上がる高さ:

途中の速さを実際に出しても同じ答えに着く。 は、この 3 手をまとめた省略形だとわかる。

ポイント

  • 速さは e 倍、高さは e² 倍
  • h'=e²h
  • 測定から e=√(h'/h) が出せる

よくある間違い

  • h'=eh として 1.0 m とする
  • e² を 2e と誤る
  • はね返り後の上昇に落下の高さをそのまま使う