物理 / 運動量と力積

反発係数(2 球の衝突)

★ 基礎反発係数衝突

問題

一直線上を、球 A が速さ 、球 B が速さ で同じ向きに進み、A が B に追いついて衝突した。衝突後、A は 、B は で同じ向きに進んだ。反発係数を求めよ。

A 5.0B 1.02.04.0
近づく速さ 4.0、遠ざかる速さ 2.0。e はその比
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2 球のときの反発係数は「近づく速さ」と「遠ざかる速さ」の比になる。衝突前は 1 秒あたりどれだけ近づいていたか、衝突後はどれだけ離れていくかを計算しよう。

解答・解説

方針

2 球の反発係数は相対速度の比 e=−(vA'−vB')/(vA−vB)。近づく速さ 4.0 に対し、遠ざかる速さ 2.0。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 相手も動いている場合、はね返りの元気さは相対速度で測る。「衝突前にどれだけの勢いで近づいたか」に対して「衝突後どれだけの勢いで遠ざかるか」の比が反発係数である。

公式2 球の反発係数 (=遠ざかる速さ ÷ 近づく速さ)

① 近づく速さ(衝突前)。

② 遠ざかる速さ(衝突後)。

③ 比をとる。

まとめ 公式の負号は「近づく向きと遠ざかる向きが逆」を整えるためのもので、「遠ざかる ÷ 近づく」と日本語で覚えるのが安全。床との衝突(b08)は「相手の速度 0」の特別な場合として、この式に含まれている。

別解

B に乗った立場で見るルート。 B と一緒に動く観測者から見ると、衝突前の A は で自分に向かってくる。衝突後、A は で遠ざかる(B から見た A の速度)。

相手が止まって見える立場に乗り換えれば、床の衝突と同じ「 で来て で帰る」——。相対速度の定義そのものを、観測者の乗り換えで体感する読み方である。

ポイント

  • e=遠ざかる速さ/近づく速さ
  • 床との衝突は相手速度 0 の特別な場合
  • 運動量保存とは独立のもう 1 本の式

よくある間違い

  • A の速さだけで 2.0/5.0=0.40 とする
  • 近づく・遠ざかるの引き算の順を混同して負の e を出す
  • 運動量保存で e が出ると思い込む(別の情報)