物理 / 運動量と力積

反発係数(床ではね返る)

★ 基礎反発係数

問題

ボールが床に速さ で垂直に衝突し、速さ で垂直にはね返った。床とボールの間の反発係数を求めよ。

5.0 m/s4.0 m/s
5.0 m/s で当たり 4.0 m/s ではね返る。e=4.0/5.0
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「どれだけ勢いを残してはね返るか」の割合を表す係数がある。衝突前後の速さの比で定義される。

解答・解説

方針

反発係数は e=(はね返りの速さ)/(衝突直前の速さ)。4.0/5.0。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 はね返りの「元気さ」を数値化したのが反発係数である。床(動かない相手)との衝突では、単純に速さの比になる。

公式反発係数 (床・壁との垂直衝突。)

① 代入する。

まとめ が完全弾性衝突(勢いを全部残す)、 がべったり張り付く衝突。実際のボールはその間にいる。同じ組み合わせ(ボールと床)なら速さによらずほぼ一定で、材質のペアで決まる定数として扱う。これが次の「高さ」の問題(b12)や 2 球の衝突(b09)へ広がっていく。

別解

運動量の目減りと結びつけるルート。 衝突直前の運動量の大きさを とすると、はね返り後は 。床との衝突ではボールの運動量は保存しない(床と地球が受け取る)が、その目減り率を 1 つの数で表したのが である。

なら勢いは 8 割残り、運動エネルギーは 倍(6 割強)になる——「速さは e 倍、エネルギーは e² 倍」のセットで覚えておくと、b12 の高さの問題に直結する。

ポイント

  • e=はね返りの速さ/直前の速さ
  • e=1 弾性、e=0 完全非弾性
  • エネルギーは e² 倍になる

よくある間違い

  • 分母分子を逆にして 1.25 とする(e≤1 でおかしいと気づく)
  • 速さの差 1.0 m/s を e とする
  • e を % や単位付きで答える(無次元)