物理 / 運動量と力積
動いている相手への衝突
問題
一直線上を、質量 の球 A が速さ 、質量 の球 B が速さ で同じ向きに進んでいる。A が B に追いついて衝突した。反発係数を とする。衝突後の A、B の速度をそれぞれ求めよ。
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B が動いていても、使う 2 本の式は変わらない。e の式の「近づく速さ」が相対速度 6.0−3.0 になることにだけ注意して、s02 と同じ連立を組もう。
解答・解説
方針
相手が動いていても手順は同じ。保存則 6.0+6.0=vA'+2vB' と、e の式 vB'−vA'=0.50×(6.0−3.0)=1.5 を連立。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 相手が動いている衝突でも、装備は同じで保存則+反発係数の 2 本である。 の式に入るのが相対速度であることさえ守れば、追突も正面衝突も同じ型で解ける。
① 2 本の式。
運動量保存: 、つまり
反発係数: 近づく速さは だから
② 連立を解く。 : より 。(2) より 。
まとめ 追突後、A は減速()、B は加速()し、B のほうが速くなって離れていく( は再衝突しない条件でもある)。検算: 保存則 ✓、 ✓。
答
A: 、B: (ともに元の向き)
別解
B と一緒に動く座標で解くルート。 衝突前の B の速度 の座標系に乗ると、B は静止、A は で近づく——「相手静止」の標準問題に帰着する。
この系で解くと 、。地上系に戻して を足すと 、。「動く相手は、相手の座標に乗って静止させる」——相対速度の考え方が衝突でも武器になる。
ポイント
- e の式には相対速度
- 連立の型は相手静止と同じ
- vB'>vA'(離れていく)で妥当性確認
よくある間違い
- e の式に A の速さ 6.0 だけを使う
- 保存則の左辺に B の運動量 6.0 を入れ忘れる
- vA'>vB' の解を出しても違和感を持たない(すり抜けになってしまう)