物理 / 単振動
加速する電車内の単振り子
問題
長さ の単振り子を、水平に一定の加速度 で走る電車の中で小さく振らせた。振動の周期を求めよ。重力加速度の大きさを 、、 とする。
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電車内では、重力と慣性力の合力が「見かけの重力」としてはたらく(円運動の単元でやった 4:3:5 の合成)。単振り子の周期の式の g を、その見かけの重力加速度に取り替えればよい。
解答・解説
方針
電車内では見かけの重力 g'=√(g²+a²)=12.25 m/s²(4:3:5)が「下」になる。周期の g をこの g' に置き換える。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 加速する電車内では、重力 と慣性力の加速度 の合成
が見かけの重力になる()。振り子は傾いた「見かけの鉛直」を中心に振れ、周期の式の がそっくり に置き換わる。
① 周期を計算する。
まとめ 静止時は 秒(b10)だったから、加速中は約 1 割速く振れる。見かけの重力が強まる=引き戻しが強まる=周期が縮む。エレベーターが上昇加速する場合()も同じ理屈で周期が縮む——「 を見かけの重力に差し替える」の一手で慣性系の振り子問題は全部つながる。
答
秒()
別解
倍率で見るルート。 。
静止時の周期(π 秒)を知っていれば、比の 1 行で済む。 が 倍(4:5)だから周期は 倍——分数の形でも美しく閉じている。
ポイント
- 見かけの重力 g'=√(g²+a²)
- 周期の g を g' に差し替える
- 加速中は周期が縮む
よくある間違い
- g'=g+a=17.15 と単純加算する
- 周期が延びると考える
- 振動の中心を鉛直のままとする(見かけの鉛直に傾く)