物理 / 単振動
ばねの並列接続
問題
ばね定数 の同じばね 2 本を並列に(横に並べて)つなぎ、質量 の物体を付けて、なめらかな水平面上で振動させた。(1) 合成ばね定数 (2) 振動の周期 をそれぞれ求めよ。 とする。
ヒントを見る
物体を x 引くと、2 本のばねがそれぞれ kx の力で引き戻す。合計の力は? そこから「1 本のばねとみなしたときのばね定数」を読み取ろう。
解答・解説
方針
並列では同じ変位 x に対して 2 本が同時に力を出すので、合成 k=k₁+k₂=20 N/m。周期は T=2π√(m/k)。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 合成ばね定数は「同じ変位 に対して合計でどれだけの力が出るか」で決める。並列では 2 本が同じだけ伸び、力を出し合う。
① 合成ばね定数。 変位 のとき、各ばねが ずつ、合計
② 周期。
まとめ 並列=足し算(硬くなる)。抵抗の直列・並列と公式の形が逆になるので、丸暗記ではなく「同じ伸びで力を足すのが並列」という理屈ごと覚えること。硬くなったぶん、1 本のとき(、 秒)より周期は短い。
答
(1) (2) 秒
別解
極端な場合で検算するルート。 もし同じばねを 100 本並列にすれば、明らかにガチガチに硬くなる—— で納得できる。並列=硬い=足し算、の向きを極端化で確認する習慣は、直列(次問)との混同を防ぐ最良のワクチンである。
ポイント
- 並列: k合成=k₁+k₂(硬くなる)
- 同じ伸びで力を足すのが並列
- 抵抗の公式とは形が逆
よくある間違い
- 逆数の和にしてしまう(それは直列)
- 周期が長くなると考える(硬い→短い)
- 2 本で質量も半分になる等の混乱