物理 / 単振動
x-t・v-t・a-t グラフの対応
問題
単振動する物体の x-t グラフが の形で与えられている。(1) v-t グラフと a-t グラフはそれぞれどんな関数の形になるか。 (2) 「速さが最大になる時刻」と「加速度の大きさが最大になる時刻」は、x-t グラフのどんな時刻に対応するか。
ヒントを見る
v は x のグラフの「傾き」、a は v のグラフの「傾き」。x-t の傾きが最大なのはどこか、傾きが 0 なのはどこか——グラフを目でなぞって確かめよう。
解答・解説
方針
x を微分すると v、もう一度微分すると a。sin→cos→−sin と 1/4 周期ずつずれる。グラフの山谷と零点の対応で覚える。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 は - グラフの傾き、 は - グラフの傾きである。 の傾きは 、 の傾きは ——微分のリレーで 3 本のグラフがつながる。
① 関数の形。
は より 周期早い 型、 は の上下反転( 型)。
② 対応する時刻。
- 速さ最大: - の傾きが最も急な時刻=グラフが 0 を横切る時刻(中心通過)
- 加速度最大: - の山と谷の時刻(端。 で 最大だから)
まとめ 「 の零点で の山、 の山で の谷」。3 本のグラフを縦に並べ、縦線を 1 本引いて読む——この作図が位相問題の決定打である。- が - の反転になるのは の直訳で、係数 倍で振幅だけ変わる。
答
(1) ( 型)、( 型) (2) 速さ最大は x=0(中心通過)の時刻、加速度最大は x=±A(山・谷)の時刻
別解
円運動の影で位相を見るルート。 円運動の位置ベクトル・速度ベクトル・加速度ベクトルは、互いに 90° ずつ回った向きを向いている(速度は接線、加速度は中心向き)。影に映すと、この 90° のずれがそのまま「1/4 周期のずれ」になる。
位置→速度→加速度の順に 1/4 周期ずつ先行する——微分を知らなくても、円の絵から位相関係が導ける。
ポイント
- sin→cos→−sin の微分リレー
- x の零点=v の山、x の山=a の谷
- 3 本のグラフを縦に並べて縦線で読む
よくある間違い
- v-t も sin 型とする
- a-t を x-t と同位相にする
- 振幅の係数(Aω、Aω²)を付け忘れる