物理 / 単振動

x-t・v-t・a-t グラフの対応

★★ 標準単振動グラフ

問題

単振動する物体の x-t グラフが の形で与えられている。(1) v-t グラフと a-t グラフはそれぞれどんな関数の形になるか。 (2) 「速さが最大になる時刻」と「加速度の大きさが最大になる時刻」は、x-t グラフのどんな時刻に対応するか。

txO山零点
x=A sin ωt で与えられた x-t グラフ
ヒントを見る

v は x のグラフの「傾き」、a は v のグラフの「傾き」。x-t の傾きが最大なのはどこか、傾きが 0 なのはどこか。グラフを目でなぞって確かめよう。

解答・解説

方針

x を微分すると v、もう一度微分すると a。sin→cos→−sin と 1/4 周期ずつずれる。グラフの山谷と零点の対応で覚える。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) は - グラフの傾き、 は - グラフの傾きである。 の傾きは 、 の傾きは である。微分を順にたどると、3 本のグラフがつながる。

① 関数の形。

は より 周期早い 型、 は の上下反転( 型)。

② 対応する時刻。

  • 速さ最大: - の傾きが最も急な時刻=グラフが 0 を横切る時刻(中心通過)
  • 加速度最大: - の山と谷の時刻(端。 で 最大だから)
tOxv(1/4 先行)
v(cos 型)は x(sin 型)より 1/4 周期先行する

まとめ 「 の零点で の山、 の山で の谷」。3 本のグラフを縦に並べ、縦線を 1 本引いて読む。位相の問題はこの作図で解ける。- が - の反転になるのは の直訳で、係数 倍で振幅だけ変わる。

答

(1) ( 型)、( 型) (2) 速さ最大は x=0(中心通過)の時刻、加速度最大は x=±A(山・谷)の時刻

別解

円運動の影で位相を見るルート。 円運動の位置ベクトル・速度ベクトル・加速度ベクトルは、互いに 90° ずつ回った向きを向いている(速度は接線、加速度は中心向き)。影に映すと、この 90° のずれがそのまま「1/4 周期のずれ」になる。

位置→速度→加速度の順に 1/4 周期ずつ先行する。微分を知らなくても、円の絵から位相関係が導ける。

ポイント

  • sin→cos→−sin の微分リレー
  • x の零点=v の山、x の山=a の谷
  • 3 本のグラフを縦に並べて縦線で読む

よくある間違い

  • v-t も sin 型とする
  • a-t を x-t と同位相にする
  • 振幅の係数(Aω、Aω²)を付け忘れる