物理 / 単振動
秒振り子の長さ
問題
周期がちょうど 秒になる単振り子(秒振り子)の糸の長さを求めよ。重力加速度の大きさを 、 とする。
ヒントを見る
周期の式を 2 乗してから L について解く。出てきた長さが「約 1 m」というきりのよさになることに注目——歴史的な意味もある値である。
解答・解説
方針
T=2π√(L/g) を L について解く: L=gT²/(4π²)=9.8×4.0/39.5。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 周期から長さを逆算する問題。 を 2 乗して について解けば、代入 1 回で済む。
① 式を変形する。
② 代入する。
まとめ 「片道 1 秒で振れる振り子の長さは、ほぼぴったり 1 m」。これは偶然ではなく、メートルの定義の候補として秒振り子の長さが検討された歴史の名残である( という数値の近さがそれを支えている)。 と覚えておくと、振り子の概算が驚くほど速くなる。
答
約 (ほぼ )
別解
g≈π² の近似で暗算するルート。 に を入れると
誤差 1 % 未満で「1 m」が出る。「周期 2 秒 ↔ 長さ 1 m」を基準点にすれば、 でどんな振り子も暗算で見積もれる(例: 25 cm なら 1 秒)。
ポイント
- L=gT²/(4π²)
- 秒振り子 ≈ 1 m(g≈π² の妙)
- 基準点+比例で概算できる
よくある間違い
- 2 乗せずに L=gT/(2π) 型の式を作る
- 4π² の 4 を落とす
- 答えの「約 1 m」に違和感を持たずに 9.9 m 等の桁ミスを見逃す