物理 / 単振動

単振動の式の読み取り

★★ 標準単振動式の読み取り

問題

ある物体の位置が、時刻 [s] を用いて [m] と表される。(1) 振幅 (2) 周期 (3) 速さの最大値 をそれぞれ求めよ。 とする。

ヒントを見る

与えられた式を教科書の標準形 x=Asin(ωt) と重ね合わせ、どの数がどの記号に対応するかを読み取る。sin の中の係数が ω である。

解答・解説

方針

x=Asin(ωt) と見比べて A=0.40、ω=2π を読む。T=2π/ω=1.0 s、vmax=Aω。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 式で与えられた単振動は、標準形 との照合がすべてである。係数を読み分ければ、あとは換算式に流し込むだけになる。

① 振幅。 の前の係数がそのまま

② 周期。 の中の係数が だから

③ 最大の速さ。

t [s]x [m]O0.401.02.0
x=0.40sin(2πt)。1 秒で 1 往復する

まとめ は「1 秒で位相が 1 周」つまり 秒、 を意味する。式→グラフ→数値の三点セットを行き来できるようになると、単振動の問題は入口で迷わなくなる。

(1) (2) 秒 (3)

別解

微分で確かめるルート(数III 既習者向け)。 の最大値は 1 だから

という公式は、この微分の結果を覚えやすくまとめたものである。加速度も一回微分して と続けられる。

ポイント

  • 標準形 x=Asin(ωt) と照合
  • sin の中の係数が ω
  • vmax=Aω

よくある間違い

  • 2π を周期と読み違えて T=6.3 秒とする
  • vmax=A/T のような自己流の式を作る
  • 振幅を 0.80(全幅)とする