物理 / 単振動

月面での単振り子

★ 基礎単振り子

問題

地球上で周期 秒の単振り子を、重力加速度が地球の の月面に持っていくと、周期は約何秒になるか。 とする。

ヒントを見る

周期の式のどこに g が入っているか。g が 1/6 になったとき、√ の中は何倍になり、周期は何倍になるかを順に追えばよい。

解答・解説

方針

T=2π√(L/g) で g が 1/6 になると、周期は √6 倍。2.0×2.45=4.9 秒。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 同じ振り子を持っていくのだから は共通。変わるのは だけで、平方根に反比例する。

① 比で計算する。

地球 T=2.0 s月(g/6) T=?
同じ振り子でも、重力の弱い月ではゆっくり振れる

まとめ 重力が弱いと引き戻しが弱く、のっそり振れる——月面の宇宙飛行士の動きがスローに見えるのと同じ世界である。逆にこの関係を使えば、振り子の周期から現地の を測定できる()。振り子は最古の重力計でもある。

別解

数値を直接入れて確かめるルート。 地球で 秒なら 。月面()では

比で 1 行のところを、実寸で組み立てても同じ答えになる。比の計算に自信がないときの検算路として持っておく。

ポイント

  • T∝1/√g
  • g が 1/6 → 周期 √6 倍
  • 振り子は g の測定器になる

よくある間違い

  • 周期を 6 倍にする
  • √6 で割ってしまう(弱い重力=ゆっくり)
  • L も変わると考える