物理 / 単振動

単振り子の周期

★ 基礎単振り子

問題

長さ の軽い糸の先に小球をつけた単振り子を、小さく振らせた。振動の周期を求めよ。重力加速度の大きさを とする。

L=2.45 m
長さ 2.45 m の糸の先に小球をつけ、小さく振らせる
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単振り子の周期は糸の長さと重力加速度だけで決まる(小さい振れのとき)。2.45/9.8 がきれいな分数になることに気づくと、答えは π の形で出る。

解答・解説

方針

単振り子の周期 T=2π√(L/g)。√(2.45/9.8)=√(1/4)=1/2 で T=π 秒。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 振れが小さいとき、単振り子は単振動とみなせて(導出は a03)、周期は

公式単振り子の周期 (小さい振れ。質量にも振幅にもよらない)

① 代入する。

まとめ おもりの質量が式にないのが最大の特徴で、重い球でも軽い球でも同じ周期で振れる(重力と慣性の相殺——自由落下が質量によらないのと同根)。振幅にもよらない(等時性)。長さと だけの時計——それが振り子時計の原理である。

別解

長さを変えた場合の感覚を添えるルート。 だから、周期を 2 倍にしたければ長さは 4 倍(9.8 m)必要になる。逆に 1/4 の 0.6125 m にすれば周期は半分の 1.6 秒。

「長さの平方根でしか効かない」ため、体感的には長さの違いほど周期は変わらない。公園のブランコ(数 m)の周期がどれも 3〜4 秒に収まっているのはこのためである。

ポイント

  • T=2π√(L/g)
  • 質量にも振幅にもよらない
  • T∝√L(4 倍で 2 倍)

よくある間違い

  • 質量を式に入れようとする
  • √(L/g) を √(g/L) と逆にする
  • 大きい振れでも正確に成り立つと考える(小角近似)